ダービーフィズ

ダービーフィズについて

ダービーフィズ（英名: Derby Fizz）は、2010年2月24日に生まれた日本の競走馬です。彼の馬名は、有名なカクテルに由来しています。この競走馬は、特に2015年に函館記念での勝利が注目されています。以下では、ダービーフィズの競走成績や経歴、引退後の生活について詳しく解説します。

経歴

2歳 - 4歳（2012年 - 2014年）

ダービーフィズは、2012年10月7日に東京競馬場で行われた2歳新馬戦でデビューしました。このレースでは2着となり、続けて出走した未勝利戦で初勝利を飾りました。しかし、11月には重賞レースである東京スポーツ杯2歳ステークスに参加しましたが、結果は10着に終わりました。

3歳シーズンでは、初戦で勝利を収めましたが、重賞レースでは3連敗。9月に出走したセントライト記念では、中団から進出し、一時は先頭に立つものの、惜しくもハナ差で2着となりました。その後、10月の菊花賞では大きく失速し16着に沈みました。4歳シーズンでも勝ちきれず、夏からは条件クラスに降級しました。

5歳 - 7歳（2015年 - 2017年）

ダービーフィズの5歳になると、新たな活躍の兆しが見えてきました。2015年2月、約2年1か月ぶりに1000万下の箱根特別で勝利を収め、その後も4月の府中ステークスで勝利し、オープンクラスに再昇級しました。

特に注目すべきは、7月に行われた函館記念です。このレースでは、中団に位置し、3コーナー過ぎから加速。ハギノハイブリッドとの激しい競り合いを制したことで、見事に重賞初優勝を果たしました。しかし、8月に出走した札幌記念では、前を走るディサイファを捉えられず、ヒットザターゲットにも交わされてしまい3着となりました。

秋以降は調子を崩し、2015年11月の天皇賞（秋）から2017年11月の福島記念までの10レースは全て7着以下という結果に終わり、その後2017年5月23日付で競走馬登録を抹消され引退しました。

引退後

引退後のダービーフィズは、千葉県富里市のクレイン富里で乗馬としての生活を送っています。競走馬としての華々しい成績を残した彼は、新たな環境で静かな日々を過ごし、乗馬を通じて新たな喜びを見つけていることでしょう。

競走成績

ダービーフィズの具体的な競走成績は、JBISサーチやnetkeiba.comを参考にすることで確認できます。彼の活躍は多くの競馬ファンに記憶されています。

血統

ダービーフィズは、全姉のアプリコットフィズが2010年のクイーンカップとクイーンステークスに優勝したことでも知られ、半兄には2011年の京都新聞杯を制したクレスコグランドがいます。
また、彼の血統は「ドイツのSライン」に属し、近親には多くの活躍馬が名を連ねています。マンハッタンカフェ、エアスマップ、ビワハイジ、ブエナビスタ、ジョワドヴィーヴルなど、競馬界での名馬たちとの血縁関係も魅力の一つです。ダービーフィズは、すでに数多くの伝説と繋がりを持っています。

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