チアドラゴンズ

チアドラゴンズについて

チアドラゴンズは、プロ[[野球]]チーム中日ドラゴンズの公式チアリーディングチームです。1997年にナゴヤドームへの本拠地移転と同時に、球団マスコットのシャオロンと共に結成されました。現存するチアチームとしては球界で3番目ですが、同一名称のチームとしては最も古くから活動を続けています。

チームの特色

チーム名には年度を付けて呼ぶのが特徴で、例えば2020年度は「チアドラゴンズ2020」となります。これは、ユニフォーム、テーマ曲、振り付けを毎年新しくし、年度ごとのチームカラーを大切にするというチームの慣習を表現したものです。メンバーの任期は1年で、ペナントレースの最初の主催試合でデビューし、翌年のオープン戦最後の主催試合で終了となります。メンバーは全員が一般女性で、芸能事務所との契約がないことが条件となっています。

主な活動

主な活動は、ナゴヤドームでの主催試合でのチアリーディングです。試合開始前のオープニングダンス、3回裏、5回裏終了後、7回裏の攻撃前、8回表などにダンスパフォーマンスを披露します。ドラゴンズが勝利した場合は、試合終了後の応援にも参加します。また、近年ではベンチツアーの案内や、ラッキーセブンダンスタイムの指導など、ファンサービスも重要な活動となっています。

2007年からは、ナゴヤドームに併設された専用ステージ「Dステージ」で、週末を中心にダンスショー「D-Stage Live」を開催しています。球場外では、名古屋市を中心に東海地方のイベントに出演することもあります。近年ではテレビやラジオにも出演する機会が増えています。

チアドラデー

毎年9月上旬には「チアドラデー」という特別なイベントが開催されます。この日には、チアドラのOGが集結し、Dステージで過去のダンスを披露したり、OGを含む全員でドーム内でダンスをすることもあります。

教育活動

中日新聞社傘下の「中日文化センター」では、女子児童向けの「チアドラゴンズダンスレッスン」が開催されており、チアドラOGが講師を務めています。レッスン生は、年に数回ナゴヤドームでチアドラと共にダンスを披露する機会があります。

メンバーについて

2018年からは、メンバーの名前はフルネームではなく、名前のみで表記されるようになりました。

各年度のメンバーについては、詳細なリストが提供されています。2024年にはMIMIKAが、2019年にはHONOKAが、2018年にはRINKAがそれぞれ年度途中で卒業しています。また、RAMUやHONOKAのように、過去に卒業したメンバーが復帰するケースもあります。メンバーの活動名はアルファベット表記となっています。

テーマソング

チアドラゴンズには、毎年異なるテーマソングが制作されています。2005年から現在に至るまで、多くのアーティストがテーマソングを手掛けています。

コーチ・振付師

チアドラゴンズのコーチや振付師も、時代とともに変化しています。過去には伊藤由里子、ラッキィ池田、市川ミサオ、MOTSUなどが担当し、現在は内絵梨香が担当しています。

衣装

チアドラゴンズの衣装は、毎年デザインが変更されます。中日ドラゴンズのチームカラーであるブルーと、チアドラのチームカラーであるピンクがよく使われます。また、チームが優勝または日本一になった翌年は、衣装に金色が取り入れられるのが恒例となっています。過去の衣装には、さまざまなデザインがあり、時代ごとに変化が見られます。例として、2003年にはカウガール風の衣装、2008年にはワンショールに金色のベルトとブーツの衣装がありました。

他球団との交流

チアドラゴンズは、他球団のチアリーディングチームとも積極的に交流しています。M☆Splash!!、diana、Bs Dreams、BLUE LEGENDS、ファイターズガール、ハニーズといったチームと、相互に交流を行っています。交流の内容は、合同でのパフォーマンスや、振り付けの共有など多岐にわたります。

交流と振り付けの共有

他球団との交流では、お互いのチームを訪問してパフォーマンスを披露するだけでなく、合同でダンスをすることもあります。特に「Starlight Destiny」は、M☆Splash!!との交流時のみに使われる特別なダンスです。「Dream Park〜野球場へゆこう〜」は、チアドラ、M☆Splash!!、dianaの3チームで同じ振り付けを共有しています。また、「HOLD MY HAND」は、12球団のチアチームで踊れる曲として共有されています。

特記事項

7回裏終了後のドアラのバク転パフォーマンスでは、成功するとチアドラが祝福しますが、失敗すると袋叩きにするというユーモラスなパフォーマンスが恒例です。可児千裕は、ドアラのバク転失敗時のフォロー役として、自らも連続バク転を披露し観客を沸かせていました。また、若槻千夏が「一日チアドラ」を体験したことや、CBCアナウンサーの若狭敬一がチアドラのユニフォームを着てパフォーマンスをしたことも話題となりました。

その他

その他にも、nobodyknows+のHIDDEN FISHが交流戦でファンに向けてメッセージを送ったり、初代リーダーの冨田真代がチアドラデーで始球式を務めたりと、数々のエピソードがあります。また、チアドラゴンズのメンバーがラジオ番組のアシスタントを務めたり、ゲームに振り付けが収録されたり、イベントに出演するなど、多岐にわたる活動を行っています。

チアドラゴンズは、単なるチアリーディングチームとしてだけでなく、中日ドラゴンズを応援する上で欠かせない存在です。そのパフォーマンスは、多くのファンを魅了し、チームを盛り上げています。

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