チェンライ・ユナイテッドFC

レオ・チェンライ・ユナイテッドFC

レオ・チェンライ・ユナイテッドFC（LEO Chiangrai United F.C.）は、タイのチエンラーイ県に本拠地を置くプロサッカークラブです。タイ語では「สโมสรฟุตบอลลีโอ เชียงราย ยูไนเต็ด」と表記され、CRUTDという略称で親しまれています。「Once an Orange, Always an Orange.」をスローガンに掲げ、熱い戦いを繰り広げています。

クラブの概要

2009年、ヨンユット・ティヤパイラット氏の息子であるミティ・ティヤパイラット氏によって設立されました。当時23歳という若さでクラブを立ち上げ、わずか2年で3部リーグから1部リーグへの昇格を果たすという驚異的なスピードで成長しました。そして設立から10年後の2019年には、ついにタイ・リーグ1を初制覇し、新興クラブとしてその名を轟かせました。

2016年には、クラブはマーケティング刷新の三カ年計画を発表しました。当時の営業収入の80%をスポンサー収入が占めており、グッズ販売などのマーチャンダイジングが15%、チケット販売が5%という状況でした。そこで、ユナイテッド・スタジアムなどの施設改善、ユニフォームのデザイン刷新やブランディングに取り組み、マーチャンダイジングとチケット販売による収入の割合を40%にまで倍増させるという目標を掲げました。

2019年、ミティ氏は自身が事務総長を務めるタイ国家維持党から国政選挙に出馬するため、名目上会長を退任し、妹のパウィサラット氏に会長職を譲りました。これにより、ポートFCのヌアンパン・ラムサム氏に続き、タイ・リーグ史上2人目の女性会長が誕生しました。

2021年10月15日、クラブ名はシンハー・チェンライ・ユナイテッドからレオ・チェンライ・ユナイテッドへ、ホームスタジアム名もシンハー・スタジアムからレオ・チェンライ・スタジアムへとそれぞれ改名されました。

歴史

2009年：クラブ設立。リージョナルリーグ・ディヴィジョン2（当時3部）北区で優勝。
2010年：ディヴィジョン1で3位に入り、タイ・プレミアリーグへの昇格を決定。
2011年：タイ北部唯一のタイ・プレミアリーグ所属クラブとなる。リーグカップではベスト8に進出。
2012年：ホームスタジアムとしてユナイテッド・スタジアムをオープン。
2019年：タイ・リーグ1で初優勝。

タイトル

国内タイトル

リーグ
タイ・リーグ1 優勝：2019
県リーグ（北区） 優勝：2009
カップ
FAカップ 優勝：2017, 2018, 2020-21
リーグカップ 優勝：2018, 準優勝：2017
タイチャンピオンズカップ 優勝：2018, 2020, 準優勝：2019

クラブの歩み

レオ・チェンライ・ユナイテッドFCは、設立から短期間でタイ・リーグのトップクラブへと成長を遂げました。積極的な経営戦略やチーム強化、そしてサポーターの熱い声援が、その成長を支えています。これからも更なる高みを目指し、タイ・リーグを盛り上げてくれることでしょう。

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