チチ・ゴンザレス

チチ・ゴンザレス（Chi Chi Gonzalez, 本名：アレクサンダー・ゴンザレス, Alexander Gonzalez, 1992年1月15日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州出身のプロ野球選手（投手）です。右投右打で、現在はMLBのマイアミ・マーリンズ傘下に所属しています。

彼の登録名である「チチ」は、祖父から与えられた愛称に由来します。メジャーリーグには同姓同名の選手が複数存在するため、識別しやすいようにこの愛称を登録名として使用しています。

プロ入り前

高校卒業時、2010年のMLBドラフトでボルチモア・オリオールズから11巡目（全体328位）で指名を受けましたが、オーラル・ロバーツ大学へ進学しました。

プロ入り後

2013年のMLBドラフトでテキサス・レンジャーズから1巡目（全体23位）で指名され、プロ入りを果たしました。入団後は、傘下のマイナーリーグで経験を積み、A-級、A+級と順調にステップアップしていきました。

2015年、AAA級ラウンドロック・エクスプレスでシーズンを迎え、同年5月30日にメジャー初昇格を果たしました。同日のボストン・レッドソックス戦で先発デビューし、5回までレッドソックス打線を無安打に抑える好投を見せました。6回に二塁打を浴び降板しましたが、5回2/3を無失点に抑え、見事初勝利を挙げました。その後も先発として登板機会を得て、14試合中10試合で先発を務め、4勝6敗、防御率3.90、1完封という成績を残しました。

2016年は、メジャーでの登板は3試合にとどまり、0勝2敗、防御率8.71と振るいませんでした。しかし、AAA級ラウンドロックでは25試合中24試合に先発し、8勝10敗、防御率4.70という成績を残しています。

2017年は、右肘の故障に苦しみ、シーズンを棒に振りました。オフにFAとなりましたが、レンジャーズとマイナー契約で再契約し、2018年のスプリングトレーニングに招待選手として参加しました。

2018年12月には、コロラド・ロッキーズとマイナー契約を締結。2019年にはメジャー契約を結び、アクティブ・ロースター入りを果たしました。2020年は6試合に登板し、2敗を喫しました。

2022年はミネソタ・ツインズ、ミルウォーキー・ブルワーズ、ニューヨーク・ヤンキースと渡り歩き、同年12月にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結びました。

2023年はAAA級ジャクソンビル・ジャンボシュリンプからメジャー契約を勝ち取りましたが、間も無くDFAとなり、AAA級へ降格しました。

これまで数々のチームを渡り歩いており、粘り強い投球でメジャー定着を目指しています。

プレースタイル

最速90マイルを超える速球と、多彩な変化球を織り交ぜる投球スタイルが特徴です。制球力も高く、安定した投球で試合を作ることができます。

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