チャック・ケアリー

チャック・ケアリー：巨人で活躍した元メジャーリーガー

チャールズ・ダグラス・ケアリー、通称チャック・ケアリーは、1960年3月3日、アメリカ合衆国カリフォルニア州生まれの元プロ野球選手です。投手として、1980年代から1990年代にかけてMLBとNPBで活躍しました。

MLBでのキャリア

1985年、ケアリーはデトロイト・タイガースに入団し、その将来を大いに期待されました。1987年にはアトランタ・ブレーブスへトレード移籍し、1989年にはニューヨーク・ヤンキースへ移籍。1990年には27試合に先発し、チームのローテーションの一角を担いました。しかし、1991年に左肘を故障し、手術を受けることになりました。

読売ジャイアンツでの挑戦

1991年オフ、ケアリーは読売ジャイアンツと契約し、来日。年俸6,500万円という高額な契約で、大きな期待を背負っていました。1992年のオープン戦では、速球を低めに集める投球スタイルで、先発とリリーフの両方で起用できると評価されました。開幕当初はクローザーとして起用され、初セーブも記録しましたが、クイックモーションが使えないという弱点が露呈し、救援に失敗する場面も見られました。その後、先発としても起用され、6月7日には中日ドラゴンズ戦で8回1失点という好投で初勝利を挙げました。シーズン終了後、ケアリーは巨人を退団しました。

プレースタイル

ケアリーの持ち味は、長身から投げ下ろす140km/h台の速球とシンカーでした。その他、スクリューやチェンジアップも投げていました。しかし、クイックモーションが苦手で、走者がいる場面では集中力を削がれやすいという弱点がありました。

詳細情報

MLBでの記録
初登板・初セーブ：1985年8月22日、対オークランド・アスレチックス戦
初勝利：1986年9月5日、対オークランド・アスレチックス戦
初先発：1989年6月12日、対ボルチモア・オリオールズ戦
初完投：1989年7月29日、対トロント・ブルージェイズ戦
NPBでの記録
初登板：1992年4月11日、対横浜大洋ホエールズ戦
初奪三振：同上、山崎賢一から
初セーブ：1992年4月12日、対横浜大洋ホエールズ戦
初先発：1992年5月10日、対横浜大洋ホエールズ戦
初勝利・初先発勝利：1992年6月7日、対中日ドラゴンズ戦
初安打・初打点：同上、小松辰雄から
背番号
43（1985年 - 1986年）
36（1987年 - 1988年）
51（1989年 - 1991年）
55（1992年）
46（1993年）

その後

巨人退団後の1993年には、シカゴ・ホワイトソックスでプレーしました。巨人時代の背番号55は、翌年入団した松井秀喜が引き継ぎました。

関連情報

読売ジャイアンツの選手一覧
チャック・ケアリー - NPB.jp 日本野球機構
* MLB, ESPN, Baseball-Reference, Fangraphs, The Baseball Cube, Baseball-Reference (Register)

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