チャンダ・ルビン

チャンダ・ルビンは、1976年2月18日生まれ、アメリカ・ルイジアナ州ラファイエット出身の元女子プロテニス選手です。1996年の全豪オープン女子ダブルスで優勝を果たしました。ジェニファー・カプリアティやリンゼイ・ダベンポートと同世代にあたります。

身長168cm、体重58kgとテニス選手としては小柄な体格ながら、軽やかなフットワークを持ち味とし、右利きでバックハンド・ストロークは両手打ちでした。WTAツアーではシングルスで7勝、ダブルスで10勝を挙げています。

経歴

1991年8月に15歳でプロ入りし、1995年の全仏オープンでベスト8に進出。4回戦で杉山愛を破りましたが、準々決勝でアランチャ・サンチェス・ビカリオに敗れました。この年、WTAアワードの「最も進歩した選手賞」を受賞しています。

1996年の全豪オープンでは、モニカ・セレシュとの準決勝まで進出。準々決勝では、アランチャ・サンチェス・ビカリオとの壮絶な試合を6-4, 2-6, 16-14で制しました。この試合は、当時の全豪オープン女子シングルス史上最長試合（3時間33分）でした。決勝では、リンゼイ・ダベンポート、メアリー・ジョー・フェルナンデス組を破り見事優勝しました。

しかし、右手首の骨折により、同年6月から11月まで試合を欠場しました。

復帰後はしばらく低迷しましたが、2000年の全仏オープンで5年ぶりに準々決勝に進出。2002年全仏オープンから2003年全豪オープンまで4大会連続で4回戦に進出し、2003年全仏オープンで3度目のベスト8入りを果たしました。2003年は、WTAツアー選手権にも出場し、年間最終ランキング9位とキャリア最高の年となりました。しかし、2004年からは左膝の故障に悩まされ、2005年はほとんど試合に出場できませんでした。2006年の全米オープンに出場後、2007年を最後にツアーから姿を消しました。

ルビンは後進の育成にも熱心で、ITFジュニアツアー大会を主宰し、マリア・シャラポワやアレクサンドラ・ウォズニアクなどのトップ選手を輩出しました。

WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 19回 (7勝12敗)
ダブルス: 17回 (10勝7敗)

4大大会シングルス成績

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

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