チャーリーズ・エンジェル (2019年の映画)

[チャーリーズ・エンジェル]解説

『チャーリーズ・エンジェル』（Charlie's Angels）は、2019年に公開されたアメリカのアクション映画です。エリザベス・バンクスが監督・脚本を務め、往年の人気テレビシリーズと過去の映画版を新たな解釈で再構築した作品となっています。

あらすじ

物語は、サビーナとジェーンという2人の有能なスパイが、タウンゼント探偵社の一員としてリオデジャネイロで活動している場面から始まります。彼女たちは犯罪組織に潜入し、横領犯のジョニーを逮捕するミッションを遂行。その後、長年チームを支えてきたボス、ジョン・ボスレーが引退を迎えます。

1年後、エンジニアのエレーナは、自身が開発したエネルギー装置「カリスト」の危険な欠陥に気づき、上司に改善を訴えますが、相手にされません。そこで彼女は、タウンゼント探偵社に依頼し、不正の証拠を告発しようとします。エレーナは新しいボス、エドガー・ボスレーと会談しますが、謎の暗殺者に襲撃されます。サビーナとジェーンの助けで逃走を図るも、ボスレーは命を落とし、証拠のUSBメモリも失われてしまいます。エレーナは、新たなボス、レベッカ・ボスレーの下で、サビーナ、ジェーンと共に陰謀に立ち向かうことになります。

キャスト

サビーナ・ウィルソン: クリステン・スチュワート（木下紗華）
エレーナ・ハフリン: ナオミ・スコット（濱口綾乃）
ジェーン・カノ: エラ・バリンスカ（清水はる香）
レベッカ・ボスレー: エリザベス・バンクス（魏涼子）
ジョン・ボスレー: パトリック・スチュワート（麦人）
エドガー・ボスレー: ジャイモン・フンスー（江原正士）
* アレクサンダー・ブロック: サム・クラフリン（前野智昭）

製作

ソニー・ピクチャーズ エンタテインメントは、2015年から本作のリブート企画を開始。エリザベス・バンクスが監督だけでなく、製作も担当することが決定しました。脚本にはエヴァン・スピリオトポウロスらが参加し、過去のシリーズ作品を踏まえつつ、新たなストーリーが展開されます。

2018年7月には、クリステン・スチュワート、ナオミ・スコット、エラ・バリンスカが主演に決定。同年9月には、パトリック・スチュワートがボスレー役として加わりました。主要撮影は2018年9月24日に開始され、ドイツのハンブルクやトルコのイスタンブールなど、世界各地でロケーション撮影が行われました。

音楽

音楽はブライアン・タイラーが担当。ラナ・デル・レイ、マイリー・サイラス、アリアナ・グランデが歌う主題歌「Don't Call Me Angel」は、映画の公開に先駆けてリリースされ、大きな話題となりました。アリアナ・グランデは、サウンドトラックの共同エグゼクティブ・プロデューサーも務めています。

公開・評価

2019年11月15日に北米で公開され、日本では2020年2月21日に公開されました。Rotten Tomatoesでは、批評家の52%が高評価を与え、「3人の主演女優の演技がシリーズに新たなスタイルを加えている」と評価されています。

まとめ

2019年版『チャーリーズ・エンジェル』は、過去のシリーズをリスペクトしつつ、現代的な要素を取り入れたアクション映画です。クリステン・スチュワート、ナオミ・スコット、エラ・バリンスカの3人が演じる新生エンジェルたちの活躍を、ぜひお楽しみください。

もう一度検索