チャーリー・モートン (投手)

チャールズ・アルフレッド・モートン4世のプロ野球キャリア

チャールズ・アルフレッド・モートン4世（通称グラウンド・チャック）は、1983年11月12日生まれのアメリカのプロ野球選手で、主に投手として活躍しています。彼はニュージャージー州フレミントン出身で、アトランタ・ブレーブスをはじめとする複数のメジャーリーグチームでプレーしました。

プロ入りとブレーブス時代

モートンは、2002年のMLBドラフトでアトランタ・ブレーブスから全体95位で指名され、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。2007年には40人枠に入るまで成長し、2008年6月14日のロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム戦でメジャーデビューを果たしました。彼はこの試合で6回3失点を記録し、初登板で初勝利を手にしました。

パイレーツ時代

その後、2009年にピッツバーグ・パイレーツにトレードされ、彼のキャリアは新たなステージを迎えました。移籍後初の先発登板となった試合では、6回1安打無失点で移籍後初勝利を収めるなど、順調に活躍を続けたものの、2010年は苦しいシーズンとなり、2勝12敗という成績に終わります。2011年には投球フォームを見直し、ついに2桁勝利を達成しました。

その後の2012年はトミー・ジョン手術を受けることになり、2013年にはようやく復帰。20試合に登板し、7勝4敗の成績で初のシーズン勝ち越しを記録しました。

フィリーズとアストロズ時代

2015年にはフィラデルフィア・フィリーズに移籍し、その後、2016年にヒューストン・アストロズと契約を結びます。アストロズでは、2017年シーズンに14勝を挙げ、ワールドシリーズでも優勝を果たし、胴上げ投手となりました。この年は自己最高の成績を収め、多くのファンから支持を受けました。2018年には自己最高の14奪三振も記録しました。

レイズとブレーブス復帰

2018年末、タンパベイ・レイズと契約。2019年には16勝を挙げ、オールMLBチームのセカンドチーム先発投手にも選出される栄誉に輝きます。2020年には古巣のブレーブスに戻り、2021年には通算100勝を達成しました。また、2022年には1500奪三振も達成し、キャリアの集大成を築いています。

選手としての特徴

モートンは、スリークォーターからの投球スタイルで、シンカーとカーブボールを主に投げるピッチャーです。彼のピッチングスタイルは、特にゴロを打たせることに長けており、その結果、通算で55%という高いゴロ打率を誇ります。トミー・ジョン手術を受けた後も彼の投球は進化を続け、速球は95mphに達しました。

人物

モートンは、個人的なエピソードも持つ選手であり、以前には彼の家族が有名なレストランチェーンを運営しているとの誤解を招く情報が広まったこともありました。このことは仲間の悪戯によるもので、本人から否定されています。

モートンの活躍は、彼の努力と才能の証であり、今後のさらなる成長が期待されています。

もう一度検索