ツイてるねノッてるね

ツイてるねノッてるね：中山美穂の代表的ヒット曲

1986年、日本の音楽シーンに輝きを放った中山美穂の7枚目のシングル「ツイてるねノッてるね」。この曲は、彼女の代表曲の一つとして現在も高い人気を誇っています。本記事では、この楽曲の誕生から、その後の影響力までを多角的に見ていきます。

制作背景とヒットの軌跡

前作からわずか1ヶ月という短いスパンでのリリースとなった「ツイてるねノッてるね」。その背景には、資生堂の'86年秋のキャンペーンソングへの起用がありました。CMには中山美穂本人が出演、そのキュートな姿とキャッチーなメロディーが相まって、瞬く間に多くの人々の心を掴みました。

楽曲のアレンジは、大村雅朗と船山基紀という日本の音楽史に名を刻む二人の巨匠が担当。大村雅朗がリズムトラックを構築し、船山基紀がそれをさらに洗練させるという、まさに黄金タッグによる仕事ぶりです。

その結果、この曲は第28回日本レコード大賞金賞を受賞。各音楽チャートでも上位にランクインし、中山美穂自身の記録を塗り替える大ヒットとなりました。

楽曲情報と収録アルバム

作詞は松本隆、作曲は筒美京平という、日本の音楽史において最も重要な作詞家と作曲家のコンビが担当。この二人の黄金コンビが生み出したメロディーと歌詞は、多くの人々の共感を呼びました。

タイトル：ツイてるねノッてるね
歌詞：松本隆
作曲：筒美京平
編曲：大村雅朗・船山基紀
カップリング：泣かないわ（作詞：松本隆、作曲：筒美京平、編曲：大村雅朗）

この曲は、数多くのアルバムに収録されています。代表的なものを挙げると、以下の通りです。

`ツイてるねノッてるね` (同名アルバム)
`COLLECTION - Album Version`
`Pure White Live '94` (限定盤、ライブ音源)
`Complete SINGLES BOX`
`松本隆 風街図鑑1969-1999` (オムニバスアルバム)
`筒美京平 Hitstory Ultimate Collection` (CD-BOX)
`続・青春歌年鑑1986` (オムニバスアルバム)
`風街図鑑〜松本隆 作詞活動30周年記念` (CD-BOX)
`ラブリー・プリンセス` (オムニバスアルバム)
`中山美穂 パーフェクト・ベスト`
`筒美京平 GOLDEN HISTORY〜WAKU WAKUさせて|WAKU_WAKUさせて〜` (オムニバスアルバム)
`中山美穂 パーフェクト・ベスト2`
`30th Anniversary THE PERFECT SINGLES BOX`
`All Time Best`

カップリング曲「泣かないわ」も、

`Complete SINGLES BOX`
`30th Anniversary THE PERFECT SINGLES BOX`

などに収録されています。

カバーと楽曲使用例

「ツイてるねノッてるね」は、そのキャッチーなメロディーと普遍的なテーマから、多くのアーティストにカバーされています。

ノーマン・チュン（香港の歌手）: 広東語でカバー。
フジテレビ系列『めちゃ×2イケてるッ!』: 番組内で使用。
フジテレビ系列『森田一義アワー 笑っていいとも!』: コーナーで使用。
田中れいな（モーニング娘。）: テレビ東京系列『歌ドキッ!』でカバー。
平野綾: アニメ『WHITE ALBUM』のキャラクターソングとしてカバー。
* Aya（E-girls）: TBS『UTAGE!』でカバー。

まとめ

「ツイてるねノッてるね」は、時代を超えて愛される名曲です。その魅力は、松本隆の詩情豊かな歌詞、筒美京平の洗練されたメロディー、そして大村雅朗と船山基紀による卓越したアレンジワークの三位一体によって生み出されました。数々のカバーや番組使用からも、この曲が日本の音楽史に深く刻まれた楽曲であることがわかります。これからも、多くの人々を魅了し続けることでしょう。

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