ツギクルもん

ツギクルもんの概要

『ツギクルもん』は、2015年9月26日から2016年3月12日まで不定期にフジテレビ系列で放送されていたバラエティ番組です。この番組は、次にブレイクしそうなほどの面白さを秘めたネタを披露する芸人たちのパフォーマンスを観ることができるもので、「次に来るネタ発掘演舞会」という副題もありました。

MCとナレーション

番組のMCを務めたのは、人気コンビのおぎやはぎ（小木博明さん・矢作兼さん）と女優の松岡茉優さんです。これらのMCは、この番組の前身にあたる『うつけもん』や『オサレもん』でも同じくMCを担当しており、安定した進行を見せていました。さらに、番組のナレーションはフジテレビのアナウンサーである戸部洋子さんが担当しており、視聴者に親しみやすい雰囲気を作り出していました。

番組の仕組み

『ツギクルもん』の魅力は、芸人たちが持ち込んだ「ツギクル」なネタの披露です。そして、5人のツギクル会員（審査員）によって、ネタの評価が「ツギクル」「ソノウチ」「コナイ」の三段階で行われます。 評価が終わった後は、一番印象に残った芸人に対してMCである小木さんが独断で選出する栄誉があり、これが「ツギグルミ」という特典として与えられます。この芸人が次回の放送に優先的に出演できる権利を得ることになりますが、実際にはこの権利が確実に与えられるわけではなく、放送ではその条件が守られないケースも見られました。

新春ツギクルもん

番組の特別編として、2016年1月1日に放送された「新春ツギクルもん」は注目の回です。この回は、フジテレビの最初のネタ番組として生放送で行われました。特徴としては、ツギクル会員が存在せず、ネタを披露したものの席を外さずMC側に留まる芸人たちがいるなど、本編とは異なるフォーマットが印象的でした。この特別放送でツギグルミを獲得した芸人は、同日に放送された生放送番組『第49回爆笑ヒットパレード2016』への出演権も得ることができました。

音楽とスタッフ

番組のオープニング及びエンディングのテーマ曲は、キュウソネコカミの『良いDJ』が使われており、ナレーションのバックには同じくキュウソネコカミの『ファントムヴァイブレーション』が流れました。スタッフとしては、構成作家や演出家、美術制作など様々な専門家が携わり、技術協力も複数の会社が関与しました。

番組の関連

この『ツギクルもん』は、『うつけもん』や『オサレもん』といった前身番組に繋がるものであり、また『ENGEIグランドスラム』や『爆笑レッドカーペット』などの関連番組ともリンクしています。これにより、視聴者は多様なお笑いスタイルを楽しむ機会を得ることができました。

最後に、ツギクルもんは新しい才能を発掘する場として、多くの芸人にとって重要な活動の場であったと言えるでしょう。

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