ティアゴ・アルカンタラ

ティアゴ・アルカンタラ：華麗なるキャリアを築いた元スペイン代表MF

ティアゴ・アルカンタラ・ド・ナシメント（Thiago Alcântara do Nascimento）は、1991年4月11日イタリア・バーリ出身の元サッカー選手。スペイン代表として長年活躍し、その創造性あふれるプレーで多くのファンを魅了しました。現在は、古巣FCバルセロナでコーチングスタッフとして、新たなキャリアを歩んでいます。

プロフィール

本名: ティアゴ・アルカンタラ・ド・ナシメント
出身地: イタリア・バーリ
生年月日: 1991年4月11日
ポジション: MF
利き足: 右足

父親は元ブラジル代表のマジーニョ、弟は同じくサッカー選手のラフィーニャという、まさにサッカー一家に育ちました。

クラブキャリア

FCバルセロナ

幼少期をブラジルやスペインで過ごし、2004年にバルセロナの下部組織に入団。2009年にトップチームデビューを飾ると、その才能を開花させ、ジョゼップ・グアルディオラ監督の下、数々のタイトル獲得に貢献しました。

バイエルン・ミュンヘン

2013年、出場機会を求めてバイエルン・ミュンヘンへ移籍。恩師グアルディオラ監督との再会を果たし、中盤の要としてチームを牽引。ブンデスリーガ7連覇を含む数々のタイトルを獲得しました。

リヴァプールFC

2020年、イングランド・プレミアリーグのリヴァプールFCへ移籍。加入当初は怪我に苦しんだものの、徐々にチームにフィットし、中盤の創造性を高める存在として活躍。FAカップ、EFLカップなどのタイトル獲得に貢献しました。

2024年7月8日に現役引退を発表。

代表キャリア

スペイン代表としては、各年代別の代表を経験し、2011年にA代表デビュー。UEFA U-21欧州選手権では、2011年と2013年の2度優勝を経験し、2013年には大会MVPにも選出されました。A代表としても、UEFA EURO 2016や2018 FIFAワールドカップなどに出場。

プレースタイル

卓越したボールコントロール技術とパスセンスを持ち、中盤でゲームを組み立てるプレーメーカー。創造性豊かなプレーで攻撃にリズムを生み出し、チャンスを演出します。また、守備能力も高く、ボール奪取や的確なポジショニングでチームを支えます。

タイトル

FCバルセロナ

UEFAチャンピオンズリーグ：2回 (2008-09, 2010-11)
プリメーラ・ディビシオン：4回 (2008-09, 2009-10, 2010-11, 2012-13)
コパ・デル・レイ：2回 (2008-09, 2011-12)

バイエルン・ミュンヘン

UEFAチャンピオンズリーグ：1回 (2019-20)
ブンデスリーガ：7回 (2013-14, 2014-15, 2015-16, 2016-17, 2017-18, 2018-19, 2019-20)
DFBポカール：4回 (2013-14, 2015-16, 2018-19, 2019-20)

リヴァプールFC

FAカップ：1回 (2021-22)
EFLカップ：1回 (2021-22)

U-21スペイン代表

UEFA U-21欧州選手権：2回 (2011, 2013)

引退後

2024年7月17日、FCバルセロナのコーチングスタッフに就任。古巣で指導者としてのキャリアをスタートさせました。

人物

父親のマジーニョは、ブラジル代表として1994 FIFAワールドカップで優勝した名選手。弟のラフィーニャもプロサッカー選手として活躍しています。サッカー一家に生まれたサラブレッドであり、その才能は幼い頃から注目されていました。

ティアゴ・アルカンタラは、その華麗なプレースタイルと数々のタイトルで、サッカー史に名を刻む名選手です。今後の指導者としての活躍にも期待が集まります。

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