ティアラこうとう

ティアラこうとう

ティアラこうとう（英語：TIARA KOTO）は、東京都江東区住吉に位置する江東区立のコンサートホールで、正式名称は江東区江東公会堂（こうとうくこうとう）です。この施設は、公益財団法人江東区文化コミュニティ財団によって管理され、地域の文化活動の活性化やコミュニティの交流を目的として設計されました。

概要

1994年1[[2月]]に完成したティアラこうとうは、老朽化した旧江東公会堂の代わりに地域の文化活動を支えるために作られました。設計を担当したのは久米設計で、施工を行ったのは鹿島建設や多田建設、土屋組、丸石工業といった企業からなる企業体です。建物は鉄筋コンクリート構造で、地下2階、地上5階の構成となっています。音響についても、事前の調査を経て、周辺の地下鉄が走る影響を考慮し、防振対策が施されています。愛称の「ティアラこうとう」は、一般公募の結果、愛称決定委員会によって決定されました。

施設の特徴

ティアラこうとうは、いくつかのホールや練習室を備えています。大ホールはオーケストラ公演やコンサート、演劇、バレエなど幅広いイベントで利用されています。この大ホールは東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団の準本拠地であり、テレビ朝日で放送される「題名のない音楽会」の収録場所としても知られています。小ホールは、発表会や区民の利用にも開放されており、地域の文化振興に貢献しています。

設備

ティアラこうとうには、多数の練習室が整備されており、設備が充実しています。これにより、イベント開催以外の時間にも施設が効果的に使用されています。また、大ホールはプロセニアム形式でシューボックス型の客席が1,300席、さらに小ホールは円形状で140席のオープンステージ形式の構造です。また、地下にはリハーサル室や多目的の会議室も完備されています。

アクセス

ティアラこうとうは交通の便が良い位置にあります。最寄り駅は都営地下鉄新宿線と東京メトロ半蔵門線の「住吉駅」で、駅からは徒歩わずか4分です。また、都営バスの各系統も利用可能で、周辺の交通手段も充実しています。イベント時には機械式駐車場も利用でき、駐車スペースを確保することが可能ですが、周辺には駐車場が少ないため、混雑時には注意が必要です。

歴史

旧江東公会堂は1965年に開館し、佐藤武夫の設計による貴重な建築物でした。この公会堂は現在の多目的ホールの基礎となる重要な施設でした。新たなティアラこうとうは、その歴史を受け継ぎつつ、新しい時代の文化活動の拠点として機能しています。地域住民に愛される存在として、これからも文化振興に寄与することでしょう。

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