ティナ・アリーナ

ティナ・アリーナ：オーストラリアを代表する歌姫

フィリッピーナ・リディア・アリーナ（Filippina Lydia Arena、1967年11月1日生まれ）は、その圧倒的な歌唱力と表現力で世界中の人々を魅了してきたオーストラリア出身の歌手です。イタリア（シチリア）系の両親のもと、ビクトリア州メルボルンで生まれました。

幼少期からスターダムへ

7歳という若さで、オーストラリアの人気TV番組『Young Talent Time』にレギュラー出演し、早くもその才能を開花させました。10歳の時には、共演者のジョン・ボウルズと共同でアルバム『タイニー・ティナ・アンド・リトル・ジョン』を発表し、音楽活動を本格的にスタートさせます。

ソロアーティストとしての成功

1990年には、ソロとして初のアルバム『ストロング・アズ・スティール』をリリース。その後、1994年に発表した3枚目のアルバム『ドント・アスク』がオーストラリアのアルバムチャートで首位を獲得し、一躍トップアーティストの仲間入りを果たしました。

1997年には、アルバム『イン・ディープ』からの第一弾シングル「バーン」がオーストラリアのシングルチャートで2位を記録する大ヒットとなり、彼女の地位を不動のものとしました。

国際的な活躍

ティナ・アリーナの活躍はオーストラリア国内に留まりません。1998年には、アントニオ・バンデラス主演の映画『マスク・オブ・ゾロ』の主題歌｢I Want to Spend My Lifetime Loving You｣をマーク・アンソニーとデュエットし、世界的な注目を集めました。

2000年には、シドニー・オリンピックの開会式に出演し、「The Flame」を情感豊かに歌い上げ、世界中の観客を感動させました。

近年の活動

2015年、ARIAミュージック・アワードでオーストラリア音楽界への貢献が認められ、殿堂入りを果たしました。2018年には、ミュージカル『エビータ』オーストラリア公演で主演を務め、新たな才能を開花させました。

2023年には、英語版アルバムとしては8年ぶりとなるアルバム『ラヴ・セイヴス』を発表し、アルバムチャートで2位を記録するなど、その人気は衰えを知りません。

ディスコグラフィ（一部）

英語のアルバム
ストロング・アズ・スティール (1990)
ドント・アスク (1994)
イン・ディープ (1997)
Love Saves (2023)
フランス語のアルバム
Un autre univers (2005)

舞台出演

エビータ (2018) - エヴァ・ペロン役（オーストラリア）

ティナ・アリーナは、長年にわたりオーストラリアの音楽シーンを牽引し、世界中の音楽ファンに感動を与え続けています。その歌声は、これからも多くの人々の心に響き続けるでしょう。

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