ティルチラーパッリ国際空港

ティルチラーパッリ国際空港は、インド南部のタミル・ナードゥ州ティルチラーパッリ市に位置する国際空港です。市中心部から南へ約5km、国道336号線沿いに位置しており、アクセスも比較的容易です。タミル・ナードゥ州内では、チェンナイ空港、コーヤンブットゥール空港に次ぐ第3位の旅客数を誇る、重要な空港となっています。

歴史

この空港の歴史は、第二次世界大戦中にイギリス空軍が使用していた空軍基地に遡ります。戦後、民間航空への利用が許可され、現在の空港としての役割を担うようになりました。2012年10月4日には国際空港としての認可を受け、国際線の運航も開始されています。

ターミナル

空港には、旅客用と貨物用の2つのターミナルがあります。貨物ターミナルは、かつて旅客ターミナルとして利用されていた建物を改装したもので、新旅客ターミナルの建設に伴い、貨物専用の施設となりました。

旅客ターミナル

新しい旅客ターミナルは、2009年2月21日に完成し、同年6月1日から供用が開始されました。2階建てで、延床面積は11,777平方メートル、年間旅客処理能力は49万人です。ターミナル内には、以下の施設が整備されています。

チェックインカウンター：12
カスタムカウンター：4（出発1、到着3）
出入国管理カウンター：16（出発8、到着8）
手荷物補助カウンター：1
保健管理者カウンター
手荷物用X線スキャナー：5（登録手荷物用3、手荷物用2）
* セキュリティチェックユニット

これらの施設により、円滑な旅客サービスが提供されています。

施設

滑走路

空港には、滑走路が1本設置されています。

誘導路

空港内にはAからDまで、4つの誘導路があります。現在、平行誘導路の建設工事が進められています。これにより、空港の運用能力向上が期待されています。

管制塔

現在、航空管制業務は旧管制塔で行われています。しかし、運営会社は新管制塔の建設計画を発表しており、当初42.5mの高さで計画されていたものが、75mに計画変更されました。新管制塔からは、360度の視界が確保される予定です。

就航路線

空港には、国内線と国際線が就航しています。詳細な就航路線については、別途情報をご確認ください。

拡張計画

2004年から、空港の拡張計画が段階的に実施されています。第1段階では、滑走路の延長（1,829mから2,480mへ）、エプロンの拡張、誘導路の新設、そして新旅客ターミナルの建設が行われました。

第2段階では、滑走路を3,810mまで延長することや、新しい管制塔の建設などが計画されています。これらの拡張計画により、空港の処理能力と安全性の向上が見込まれています。

空港へのアクセス

空港は国道336号線に直結しており、自動車でのアクセスが便利です。また、市街地からはバスも運行しており、公共交通機関を利用することも可能です。

外部リンク

AAI Tiruchirapalli（英語）

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