テイト・マクダーモット

テイト・マクダーモット

テイト・マクダーモット（Tate McDermott）は、1998年9月18日にオーストラリアのクイーンズランド州バンダバーグで生を受けた、プロのラグビーユニオン選手です。身長は179cm、体重は82kg。フィールド上で彼が担うポジションは、ゲームメイクの要となるスクラムハーフ（SH）です。

マクダーモット選手のキャリアは、クイーンズランド州内のラグビーシーンから始まりました。彼はクイーンズランド・カントリーでのプレー経験を経て、スーパーラグビー・パシフィックに参戦するレッズへとその活動の場を移します。レッズには2018年に加入して以来、チームの中心選手として、そのスピードと判断力を活かしたプレーでチームを牽引しています。

彼の才能は、国内リーグだけに留まりませんでした。ユース世代から既にその実力は高く評価されており、U20オーストラリア代表に選出され、将来有望な選手として注目を集めます。さらに、テンポの速い展開が特徴の7人制ラグビーにおいても、7人制オーストラリア代表の一員として国際舞台を経験。異なるフォーマットでのプレー経験は、彼のスキルセットをさらに多様なものとしました。

フル代表であるオーストラリア代表（ワラビーズ）への選出も、彼のキャリアにおける重要なステップです。これまでに彼は多くのテストマッチに出場しており、そのキャップ数は25（2023年8月時点）に上ります。代表チームにおいても、彼はスクラムハーフとして攻撃の起点となり、チームにエナジーをもたらす存在として重宝されています。特に、世界最高峰の大会の一つであるラグビーワールドカップにおいては、2023年大会のオーストラリア代表スコッドに名を連ねるなど、国の代表として大舞台に立つ機会も得ています。

レッズでの安定したパフォーマンスと、オーストラリア代表としての国際経験は、彼を着実にトッププレーヤーへと成長させています。フィールド上でのリーダーシップや、厳しいプレッシャーの中でも冷静な判断を下す能力は、スクラムハーフとして非常に重要であり、彼の強みの一つと言えるでしょう。若手でありながら、既に豊富な経験を持つテイト・マクダーモット選手は、今後さらにオーストラリアラグビー界の中心を担っていくことが期待されています。

所属チーム

レッズ (2018年 - 現在)

主な代表歴

U20オーストラリア代表
7人制オーストラリア代表
オーストラリア代表

関連情報

U-20ラグビーオーストラリア代表
7人制ラグビー男子オーストラリア代表
ラグビーオーストラリア代表
レッズ

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