テイラー・モッター

テイラー・デービス・モッター：ユーティリティープレイヤーの軌跡

テイラー・デービス・モッター（Taylor Davis Motter, 1989年9月18日 - ）は、アメリカ合衆国フロリダ州出身のプロ野球選手です。右投右打のユーティリティープレイヤーとして、様々なチームで活躍しました。現在は、アメリカ独立リーグ・アトランティックリーグのスタテンアイランド・フェリーホークスに所属しています。

愛称は「ナイトメア（Nightmare）」、スペイン語では「ラ・パサディージャ（La Pesadilla）」と呼ばれています。

プロ入りとレイズ時代

2011年のMLBドラフト17巡目（全体540位）でタンパベイ・レイズから指名されプロ入り。ルーキー級からAAA級まで着実にステップアップし、2015年にはAAA級ダーラムで打率.292、14本塁打、72打点、26盗塁と好成績を収めました。

2015年オフにはレイズとメジャー契約を結び、2016年5月16日のブルージェイズ戦でメジャーデビュー。「2番・遊撃手」として先発出場し、初打席で初安打を記録しました。翌日の同カードでは、メジャー初本塁打も放っています。その後はユーティリティープレイヤーとして内野・外野を守りましたが、打撃面では結果を残せず、AAA級へ降格。

マリナーズ、ツインズ時代

2016年11月、シアトル・マリナーズへ移籍。2017年には92試合に出場し、7本塁打、26打点、12盗塁を記録しました。2018年5月にはミネソタ・ツインズへ移籍しますが、同年中に自由契約となっています。

タイガース、アスレチックス、そしてキウムへ

2019年はタイガースとマイナー契約を結びましたが、その後自由契約となり、独立リーグを経てアスレチックスへ移籍。同年オフには韓国のKBOリーグ、キウム・ヒーローズと契約しました。

しかし、2020年は開幕から不振が続き、わずか10試合の出場でウェイバー公示。キウムを退団後は再び独立リーグでプレーしました。

ロッキーズ、レッドソックス、レッズ時代

2021年にはロッキーズとマイナー契約を結び、AAA級でプレー後メジャー昇格。しかし、結果を残せずDFAとなります。その後、レッドソックスへ移籍しますが、ここでも定着できず、AAA級へ降格後FAとなりました。

2022年にはメキシカンリーグを経てレッズとマイナー契約。AAA級でプレー後、ブルージェイズ戦で制限リスト入りした選手の代替としてアクティブ・ロースター入りしましたが、再びAAA級へ戻され、自由契約となっています。

ブレーブス、カージナルス時代

2022年7月にはブレーブスとマイナー契約。2023年はカージナルスとメジャー契約を結びましたが、打撃不振によりDFA、マイナー契約を経て、再びメジャーへ昇格するも、同年中にFAとなっています。

独立リーグへ

2024年4月からは、アトランティックリーグのスタテンアイランド・フェリーホークスでプレーしています。

ユーティリティープレイヤーとして様々なチームを渡り歩き、メジャーリーグ、韓国リーグ、メキシカンリーグ、そして独立リーグと、様々な舞台でプレーしてきたモッター選手。今後の活躍にも注目です。

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