テリファー 終わらない惨劇

『テリファー 終わらない惨劇』は、2022年にアメリカで公開された、R18+指定のホラー映画です。前作『テリファー』の続編として制作され、ハロウィンを舞台に、恐るべき殺人ピエロ、アート・ザ・クラウンの残虐行為を描いています。

物語は、前作で死亡したと思われたアート・ザ・クラウンが、検死所で蘇生したことから始まります。彼は再び殺人鬼として活動を開始し、新たに少女の姿をした殺人ピエロと遭遇します。

一方、女子高生のシエナは、ハロウィン・パーティーでアマゾネスの仮装をするために衣装制作に励んでいました。彼女の父親は脳腫瘍により幻覚を見るようになり、飲酒運転で事故死しています。実は、父親は幻覚の中でアート・ザ・クラウンの犯行を予見し、シエナに魔力のある剣を託していたのです。しかし、この事実を知っているのはシエナの弟ジョナサンだけで、彼は家族から変わり者として扱われています。

シエナは仮装グッズ店でアート・ザ・クラウンと偶然出会います。アート・ザ・クラウンはシエナの自宅を尾行し、ハロウィンのお菓子をねだりますが、シエナの母親はこれを拒絶します。これがきっかけとなり、アート・ザ・クラウンはシエナ一家を標的にします。その夜、シエナが不在の間に、母親を殺害し、ジョナサンを誘拐します。

仮装パーティーの後、シエナはジョナサンから仲間に置き去りにされたという電話を受けます。しかし、この電話は実は少女ピエロによる偽装でした。シエナは友人たちと移動遊園地に向かいますが、友人たちはアート・ザ・クラウンに殺されてしまいます。シエナは一人で遊園地に入り、弟を探します。

『テリファー（恐怖の人）』と名付けられた化け物屋敷の中で、ジョナサンはアート・ザ・クラウンから逃げていました。シエナはジョナサンと合流し、父親から託された魔法の剣を使って、アート・ザ・クラウンと対決します。そして、剣の力によってアート・ザ・クラウンを倒し、弟と共に生き延びるのでした。

この映画は、その生々しいバイオレンス描写から、公開時に多くの観客が嘔吐や失神するなど、大きな話題を呼びました。鑑賞する際には注意が必要な、非常に過激なホラー作品と言えるでしょう。

キャストは、シエナ役をローレン・ラヴェラ、アート・ザ・クラウン役をデヴィッド・ハワード・ソーントン、ジョナサン役をエリオット・フラムが演じています。他に、バーバラ役のサラ・フォークト、ブルック役のケイリー・ハイマン、アリー役のケイシー・ハートネットなどが出演しています。日本語吹替版も制作されており、シエナ役は筏井かなえ、アート・ザ・クラウン役は不明、ジョナサン役は中島咲紀が担当しています。

もう一度検索