テリー・フェンウィック

テレンス・ウィリアム・"テリー"・フェンウィック（Terence William "Terry" Fenwick、1959年11月17日 - ）は、イングランド・カウンティ・ダラム・シーハム出身の元サッカー選手。元イングランド代表。ポジションはDF。

クラブ経歴

クリスタル・パレスFCのユースチーム出身で、1976-1977シーズンと1977-78シーズンのFAユースカップ連覇に貢献。それぞれの決勝で唯一のゴールを決めました。1978-79シーズンにはトップチームに定着し、クリスタル・パレスではリーグ戦70試合に出場しました。

1980年12月、テリー・ヴェナブルズ率いるクイーンズ・パーク・レンジャーズFC（QPR）へ11万ポンドで移籍。古巣の指揮官の下でプレーすることになりました。1981-82シーズンにはFAカップ決勝に進出し、トッテナム・ホットスパーFC相手に同点ゴールを決めましたが、再戦の末に敗退。QPRではリーグ256試合に出場し、33ゴールを記録しました。

1987年12月には、再びヴェナブルズの下、トッテナム・ホットスパーへと移籍。移籍金は55万ポンドでした。トッテナムではリーグ93試合に出場し、9ゴールを挙げました。1990-91シーズンにはレスター・シティFCへレンタル移籍しましたが、怪我により早期に打ち切られ、トッテナム復帰後も怪我の影響でFAカップ決勝の優勝メンバーから外れました。

1993年、プレミアリーグへ昇格したスウィンドン・タウンFCへ加入。28試合に出場しましたが、チームは1年で降格。翌シーズンは出場機会が減少し、退団。そのまま現役を引退しました。

代表経歴

1984年にイングランド代表に初選出。1986 FIFAワールドカップの代表メンバーにも選ばれ、4試合に出場。準々決勝のアルゼンチン代表戦では、ディエゴ・マラドーナに「世紀のゴール」を決められました。

代表では通算20キャップを記録しています。

監督経歴

1995年にポーツマスFCの監督に就任し、指導者としてのキャリアをスタート。1996-97シーズンにはチームを2部リーグ7位に導きましたが、翌シーズンは最下位に低迷し、1998年1月に解任されました。その後、テリー・ヴェナブルズが率いる古巣クリスタル・パレスFCでアシスタントコーチを務めました。

2001年からはTTプロリーグのサン・フアン・ジャブロテFCを指揮。2011年まで断続的にチームを率い、4度のリーグ優勝に導きました。

2014年にはプロキシマス・リーグのロワイヤル・セルクル・スポルティフ・ヴィゼの監督に就任しましたが、クラブは10月に破産しました。

2020年1月からはトリニダード・トバゴ代表を指揮する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、2021年1月まで1試合も指揮できず、6月に契約解除となりました。

外部リンク

Terry Fenwick - Transfermarkt

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