テレビ朝日木曜10時枠の連続ドラマ

テレビ朝日木曜10時枠の連続ドラマの歴史

テレビ朝日の木曜10時枠は、1962年7月から始まり、1982年3月までの長い間、視聴者に多くのドラマを提供してきた特別な時間帯です。この枠は、当初は東映によって制作された刑事ドラマでスタートし、後に様々なジャンルの作品が放送されるようになりました。

初期の放送

最初の作品は「JNR公安36号」で、1962年に放送が開始されました。この作品は、鉄道公安をテーマにした刑事ドラマであり、視聴者の注目を集めることに成功しました。その後、番組編成の変更により、アメリカのテレビドラマ「ドクターキルデア」がこの枠に移され、引き続き海外ドラマが放送されることとなります。特に1965年から1966年にかけては、東映制作の「廃虚の唇」や「悪魔のようなすてきな奴」、「アスファルトジャングル」などが放送され、天知茂や高城丈二が主演するドラマが注目されました。

時代劇と新たな展開

1971年には「ナショナルゴールデン劇場」が木曜21時枠に移動し、木曜10時枠に空きができました。このタイミングで、土曜に放送されていた時代劇枠が移動し、新たに「非情のライセンス」などの現代劇が加わります。このシリーズは、視聴率が好調であり、特に第1作は多くのファンを獲得しました。以降も「ザ・ボディガード」、「海峡物語」、「悪女について」など、多くの人気タイトルが続けて放送され、視聴者の関心を引き続き集めました。

海外ドラマの流入

1982年に入ると、木曜10時枠に新たな海外ドラマ「ダラス　愛と憎しみの二重奏」が移動してきます。この移動は、テレビ朝日の国内ドラマが一つの時代を迎えたことを意味し、その後の放送は海外ドラマや音楽番組に移行していきました。特に「新・海峡物語」や「夢のビッグスタジオ」など、次々と新しいプログラムが放送される中、短期間で終了する番組も多く、視聴者が何を求めているのかを模索する展開が続いていくことになります。

作品の一覧

この期間に放送されたドラマの中には、以下のようなタイトルが存在します。

• - 第1期:

- JNR公安36号
- ドクターキルデア
- 廃虚の唇
- 悪魔のようなすてきな奴
- アスファルトジャングル
- 悪の紋章

• - 第2期:

- 非情のライセンス
- ザ・ボディガード
- 海峡物語
- 悪女について
- 判決
- ダラス　愛と憎しみの二重奏

このように、テレビ朝日木曜10時枠は、多彩なジャンルのドラマが放送され、視聴者にとって特別な存在であり続けました。40年近くにわたるその歴史は、日本のテレビドラマ文化においても重要な位置を占めています。

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