テレーザ・シュトール

テレーザ・シュトール：ドイツを代表する柔道家

テレーザ・シュトール（Theresa Stoll, 1995年11月21日 - ）は、ドイツ・ミュンヘン出身の柔道選手です。57kg級を主戦場とし、国際舞台で数々の実績を残しました。特筆すべきは、双子の姉であるアメリー・シュトールも同じ57kg級の選手であることです。

幼少期から柔道へ

シュトール姉妹が柔道を始めたのは8歳の時でした。姉妹は互いに切磋琢磨しながら力をつけ、頭角を現していきます。2011年には、世界カデ52kg級に出場し、決勝で米澤夏帆に敗れたものの、見事2位入賞を果たしました。

57kg級へ階級変更、そして世界へ

その後、シュトールは階級を57kg級に上げます。2015年の世界ジュニアでは、個人戦で5位、団体戦では準決勝で舟久保遥香に敗れるも3位となりました。翌2016年には、グランドスラム・アブダビで2位、U23ヨーロッパ選手権では優勝を飾ります。

2017年には、グランプリ・デュッセルドルフでドルジスレン・スミヤを破り優勝。ヨーロッパ選手権では個人戦で2位、団体戦で3位に入賞しました。2018年には、ドイツ選手権決勝で双子の姉アメリーを破り優勝、ヨーロッパ選手権では個人戦で2位、男女混合団体戦で優勝を果たしました。

世界選手権では、準々決勝でネコダ・スミス＝デイビスに敗れ、3位決定戦では出口クリスタに敗れ5位に終わりました。グランドスラム・大阪では、舟久保遥香に敗れています。

東京オリンピック、そして引退

2021年の世界選手権では準々決勝でジェシカ・クリムカイトに敗れるも、3位決定戦で出口クリスタに勝利し、3位入賞を果たしました。東京オリンピックでは、2回戦でエテリ・リパルテリアニに敗れましたが、混合団体では準々決勝で阿部詩に勝利、チームも3位入賞を果たしました。

2022年12月、テレーザ・シュトールは現役引退を表明しました。

主な戦績

2011年 - 世界カデ　2位(52kg級)
2012年 - ヨーロッパジュニア　7位
2013年 - ヨーロッパジュニア　7位
2015年 - ヨーロッパジュニア　団体戦　5位
2015年 - 世界ジュニア　個人戦　5位　団体戦　3位
2016年 - ヨーロッパ選手権　団体戦　3位
2016年 - グランドスラム・アブダビ　2位
2016年 - U23ヨーロッパ選手権　優勝
2017年 - グランプリ・デュッセルドルフ　優勝
2017年 - ヨーロッパ選手権　個人戦　2位　団体戦　3位
2017年 - グランプリ・ハーグ　2位
2017年 - グランドスラム・東京　7位
2017年 - ワールドマスターズ　7位
2018年 - グランプリ・トビリシ　優勝
2018年 - ヨーロッパ選手権　個人戦　2位　団体戦　優勝
2018年 - グランプリ・ブダペスト　2位
2018年 - 世界選手権　5位
2018年 - グランプリ・タシュケント　優勝
2019年 - グランドスラム・ブラジリア　3位
2020年 - ヨーロッパ選手権　3位
2021年 -　グランドスラム・テルアビブ　5位
2021年 -　グランドスラム・タシケント　3位
2021年 -　グランドスラム・カザン　3位
2021年 -　世界選手権　3位
2021年 -　東京オリンピック混合団体　3位

今後の活躍に期待

現役引退後も、柔道で培った精神力と知性を活かし、医学の道を志しています。今後の活躍が期待されます。

出典: JudoInside.com*

外部リンク

テレーザ・シュトール - JudoInside.com のプロフィール (英語)

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