舟久保遥香

舟久保遥香（ふなくぼ はるか）

プロフィール

生年月日: 1998年10月10日
出身地: 山梨県富士吉田市
身長: 162cm
血液型: O型
階級: 57kg級
段位: 参段
組み手: 右組み
得意技: 小内刈、寝技（特に「舟久保固め」）
所属: 三井住友海上女子柔道部

人物

その容姿から、女優の能年玲奈に似ていると評されることもあります。高校時代から「美人柔道家」として注目を集め、ベースボールマガジン社のトレーディングカードに登場するなど、競技外でも話題を集めました。

普段の体重は60kgで、強靭な足腰と優れたバランス感覚を持ち合わせています。道場での練習に加え、階段ダッシュや坂道ダッシュなど、独自のトレーニングで鍛錬を重ねています。

経歴

6歳で柔道を始め、明生館道場で才能を開花させました。富士学苑中学・高校に進学後、矢嵜雄大・仙子夫妻の指導のもとで大きく成長。特に寝技を徹底的に鍛え上げました。

全国中学校柔道大会では3年時に個人戦で優勝。富士学苑高校では、インターハイ個人戦で優勝するなど、数々のタイトルを獲得しました。

高校卒業後は三井住友海上に所属し、実業団選手として活躍。2017年には体重別で2位に入賞するなど、シニアの舞台でも頭角を現しました。

世界ジュニア選手権では前人未到の3連覇を達成。グランドスラム・パリでも連覇を飾るなど、国際大会でも目覚ましい成績を収めています。

2021年の世界選手権団体戦、2022年世界柔道選手権大会団体戦で優勝。

2024年のパリオリンピックでは銅メダルを獲得。日本柔道界にとって記念すべき100個目のメダルとなりました。

柔道スタイル

寝技を得意とし、特に「舟久保固め」と呼ばれる独自の抑え込み技は、数々の勝利をもたらしています。これはうつ伏せの相手を抑え込む際に、相手の右脇腹に左の引手を差し込み、右釣り手で相手の左肩越しから道着の内側を掴んでひっくり返すというものです。

この技は七帝柔道由来の「腹包み」という技の変形とみなされています。腕力や体幹の強さ、リーチの長さなどが要求されるため、舟久保選手ならではの技と言えるでしょう。

近年は立ち技の強化にも力を入れており、パワー柔道に磨きをかけています。クロスグリップからの攻撃も得意としています。

戦績

（詳細な戦績は省略）

世界ジュニア選手権：3連覇
グランドスラム・パリ：2連覇
パリオリンピック：銅メダル

テレビ出演

山梨今人（テレビ山梨）
未来アスリート名鑑（TBS系列）
報道ステーション「いこうぜ2020」（テレビ朝日系列）
おはSPO筋肉体操（NHK）

パリ五輪への道のり

2023年8月、世界選手権2年連続2位などの実績が評価され、パリオリンピック代表に内定。「寝技を武器に一日一日を無駄にせず、金メダルを目指して頑張りたい」と抱負を語りました。

パリ五輪での活躍

パリオリンピック本番では、2回戦でウクライナの強豪ダリア・ビロディドに勝利するも、準々決勝で地元フランスのシジクに敗れました。しかし、3位決定戦ではブラジルのラファエラ・シルバに勝利し、見事銅メダルを獲得しました。

今後の展望

2025年2月からはフランスに練習拠点を構え、複数年の長期滞在を視野に入れています。国立スポーツ体育研究所（INSEP）での活動を中心に、さらなるレベルアップを目指します。

関連情報

舟久保遥香 - オリンピックチャンネル
舟久保遥香 - JudoInside.com (英語)
* 舟久保遥香 (@haru_1010fgj) - X（旧Twitter）

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