ディミトリス・ニコラオウ

ディミトリス・ニコラオウについて

ディミトリス・ニコラオウ（Dimitris Nikolaou）は、1998年8月13日生まれ、ギリシャのエヴィア県ハルキス出身のサッカー選手です。現在はセリエAのスペツィア・カルチョでDFとしてプレーしています。

クラブ経歴

2007年、ニコラオウはオリンピアコスFCのユースアカデミーに入団し、着実に成長を遂げました。2016年にトップチームへ昇格し、プロキャリアをスタートさせます。2017年1月29日のヴェリアFC戦でプロデビューを飾り、1年目の2016-17シーズンはリーグ戦2試合に出場、ギリシャ・スーパーリーグ優勝も経験しました。

特筆すべきは、2017年10月18日のUEFAチャンピオンズリーグ、FCバルセロナ戦です。この試合でニコラオウは、前半18分にオウンゴールを記録してしまいますが、試合終了間際には自らゴールを奪い、1試合でゴールとオウンゴールの両方を記録するという珍しい記録を打ち立てました。

2019年1月28日、エンポリFCへの買取オプション付きローン移籍が決定。同年4月15日のアタランタBC戦で移籍後初出場を果たしました。2018-19シーズンは4試合に出場するも、チームはセリエAで18位となり、セリエBへ降格してしまいます。しかし、シーズン終了後の6月2日にはエンポリへの完全移籍が決定し、2019-20シーズン以降は先発に定着、チームを支える存在となりました。2020-21シーズンにはセリエBで優勝し、セリエAへの復帰に大きく貢献しました。

2021年、ニコラオウはスペツィア・カルチョへ5年契約で移籍し、新たな挑戦をスタートさせています。

代表経歴

ニコラオウは、2013年からユース世代のギリシャ代表に選出され、各年代で中心選手として活躍しました。2018年5月15日のサウジアラビア戦でフル代表デビューも果たしています。2020年までユース世代でプレーし、将来のギリシャ代表を担う選手として期待されています。

プレースタイル

恵まれた体格と高い身体能力を生かした守備が持ち味です。空中戦に強く、対人戦でも粘り強いディフェンスを見せます。また、正確なパスで攻撃の起点となることもできます。

今後の更なる活躍が期待されるディミトリス・ニコラオウ。セリエAでの挑戦、そしてギリシャ代表としての活躍から目が離せません。

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