ディヨラ・ケルディヨロワ

ディヨラ・ケルディヨロワ

ディヨラ・ケルディヨロワ（Diyora Keldiyorova、1998年7月13日 - ）は、ウズベキスタンを代表する柔道選手です。主に52kg級で活躍し、国際大会で目覚ましい成果を上げています。

主な戦績

2015年 - 世界カデ　優勝(48㎏級)
2016年 - グランプリ・タシュケント　2位
2016年 - グランドスラム・東京　5位
2017年 - アジアジュニア　3位(48㎏級)
2019年 - アジアパシフィック選手権　優勝
2019年 - ユニバーシアード　3位
2019年 - ワールドマスターズ　3位
2021年 - グランドスラム・アンタルヤ　優勝
2021年 - アジア・オセアニア選手権　2位
2021年 - 世界選手権　5位
2021年 - 世界軍人選手権大会　優勝
2022年 - グランドスラム・アンタルヤ　2位
2022年 - グランドスラム・ウランバートル 優勝
2022年 - アジア選手権 優勝
2022年 - イスラム諸国連帯競技大会　優勝
2022年 - グランドスラム・アブダビ　2位
2022年 - グランドスラム・バクー　優勝
2023年 - グランドスラム・トビリシ　優勝
2023年 - 世界選手権　2位
2023年 - グランドスラム・ウランバートル　3位
2023年 - ワールドマスターズ　3位
2023年 - アジア大会　個人戦　優勝　団体戦　2位
2024年 - グランプリ・オディベーラス　優勝
2024年 - グランドスラム・バクー　優勝
2024年 - アジア選手権　3位
2024年 - 世界選手権　2位
2024年 - 世界団体　5位
2024年 - パリオリンピック　優勝
2024年 - パリオリンピック混合団体 7位

経歴

ケルディヨロワ選手は、幼少期から柔道を始め、2015年の世界カデ48㎏級で優勝を果たし、その才能を開花させました。その後、2019年にはアジアパシフィック選手権で優勝、ユニバーシアードとワールドマスターズで3位入賞を果たすなど、着実に実力をつけていきました。

2021年には、グランドスラム・アンタルヤでIJFワールド柔道ツアー初優勝を飾り、アジア・オセアニア選手権でも2位に入るなど、トップ選手としての地位を確立。しかし、世界選手権では5位、東京オリンピックでは初戦敗退と、悔しい思いも経験しました。

2022年には、グランドスラム・ウランバートルでの優勝、アジア選手権での志々目愛選手を破っての優勝など、再び勢いを取り戻します。地元開催の世界選手権では2回戦で敗退するも、グランドスラム・バクーでは優勝を果たしました。

2023年には、グランドスラム・トビリシでオリンピックチャンピオンのディストリア・クラスニキ選手を破って優勝。世界選手権では決勝に進出し、阿部詩選手に敗れるも銀メダルを獲得。アジア大会では個人戦で優勝、団体戦で2位と、目覚ましい活躍を見せました。

2024年には、グランプリ・オディベーラス、グランドスラム・バクーで優勝。世界選手権では決勝で敗れ2位となるも、パリオリンピックでは、2回戦で阿部詩選手に勝利し勢いに乗り、準決勝、決勝も制し、見事金メダルを獲得しました。この勝利は、ウズベキスタン女子柔道界初のメダル、そして男女を通じて柔道競技初の金メダルという快挙となりました。

人物

ケルディヨロワ選手は、6歳の時に祖母の影響で柔道を始めました。好きな技は背負投で、尊敬する柔道家はフランスのクラリス・アグベニュー選手。好きな食べ物はシャシリクです。

ニックネームは「Diya」。

2022年からは、アトランタオリンピック銅メダリストで指導経験豊富なマルコ・スピットカ氏から指導を受けています。スピットカ氏は彼女を「とても頭が良く、情報を吸収できる」と評しています。

2022年には、同じく柔道家のアザマト・マチャクボフ選手と結婚しました。

パリオリンピック前に来日し全日本合宿に参加した際には、手の内を隠すため阿部詩選手からの乱取りの誘いを断っていたというエピソードも。

現在

IJF世界ランキングは7550ポイント獲得で1位(2025/2/7現在)と、世界のトップを走り続けています。

外部リンク

ディヨラ・ケルディヨロワ - JudoInside.com のプロフィール（英語）
ディヨラ・ケルディヨロワ (@diyora_keldiyorova) - Instagram
Meet Your Judoka - Diyora Keldiyorova (UZB) - 国際柔道連盟のインタビュー動画

(出典:各種記事、IJFデータベース)

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