デイトン (軽巡洋艦)

USSデイトン（CL-105）について

USSデイトン（CL-105）は、アメリカ海軍のクリーブランド級軽巡洋艦の27番艦として建造された軍艦です。艦名はオハイオ州の都市デイトンに由来しています。

建造と就役

1943年3月8日にニュージャージー州カムデンのニューヨーク造船所で起工し、1944年3月19日にH.ルージャー夫人によって進水しました。1945年1月7日、P.W.スタインハーゲン艦長の指揮下で就役しました。

この艦の建造資金の一部は、デイトン市民による戦時公債の購入によって賄われました。

第二次世界大戦での活動

就役後、デイトンは訓練のため真珠湾へ向かい、1945年5月15日に到着しました。その後、6月16日にはレイテ島のサンペドロ湾で第3艦隊に合流しました。

7月1日に再配置が行われ、日本本土への最終攻撃を行う艦隊に所属し、高速空母任務部隊の護衛や沿岸への艦砲射撃に従事しました。終戦後、9月10日に東京湾に入り、エニウェトク環礁での短期間の維持作業を経て、日本本土の占領任務に11月7日まで従事しました。

その後、帰国の途に就き、11月19日にカリフォルニア州サンペドロに到着しました。

戦後の活動

1946年1月24日にサンペドロを出航し、6日後に真珠湾に到着しました。当初、日本へ向かう予定でしたが命令が変更され、2月7日に大西洋艦隊に合流するために出航しました。グアンタナモ湾で訓練を行った後、母港であるバージニア州ノーフォークへ向かいました。

1947年2月3日、デイトンはノーフォークを出航し、地中海へ向かいました。マルタ沖で訓練を行い、トルコのイスタンブールへ外交訪問した後、再び地中海に戻り第6艦隊の旗艦となりました。11月30日にはボストンに帰還し、ニューポートを拠点として活動しました。

1948年2月9日から6月26日まで地中海へ巡航し、1949年3月1日にボストンで予備役となりました。

1961年9月1日に除籍され、1962年4月6日に売却されました。

受章

デイトンは、第二次世界大戦の戦功により、1個の従軍星章を受章しました。

関連項目

アメリカ海軍艦艇一覧
アメリカ海軍巡洋艦一覧

外部リンク

history.navy.mil: USS Dayton - ウェイバックマシン（2004年3月1日アーカイブ分）
navsource.org: USS Dayton
* hazegray.org: USS Dayton

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