デジスタ・ティーンズ
「デジスタ・ティーンズ」は、
2010年3月31日から
2012年3月28日までの間、NHK Eテレで放送されていた日本の
テレビ番組です。毎週水曜日の19時25分からの時間帯に放送されたこの番組は、ティーンズ向けのデジタルアートやクリエイティブ作品を紹介することを目的とした新しい試みでした。
概要
「デジスタ・ティーンズ」は、2000年から10年間にわたってBS2で放送されていた「デジタル・スタジアム」という番組の流れを汲んでおり、教育テレビに移行した形でリニューアルされました。この番組は、10代や学生(大学院生を含む)からのアート作品やデザイン作品を広く募集し、選ばれた作品を番組内で紹介するスタイルを取っていました。
作品の中から、
Twitter等で感想が多く寄せられた作品が毎週5本程度選出され、特任の教授やゲストと共に熱いエールを送るコーナーが設けられました。また、クリエーターたちがティーンズに向けて作品制作の秘訣を伝授する「クリエイティブ研究室」略して「クリケン」というコーナーもあり、様々なジャンルのクリエイティブプロフェッショナルが登場しました。
以前の「デジタル・スタジアム」では高校生までが対象だったのに対し、当番組ではその範囲を広げ、ティーンズや学生に大きくアプローチを始めた点も大きな特徴です。
放送スケジュール
「デジスタ・ティーンズ」は、NHK Eテレで次のように放送されていました。
- - 本放送:水曜日 18:55 - 19:20 (2010年3月31日から)
- - 再放送:日曜日 0:40 - 1:05 (土曜深夜)
2011年からは、以下のように時間が変更されました。
- - 本放送:水曜日 19:25 - 19:50
- - 再放送:翌水曜日 0:25 - 0:50 (火曜深夜)
さらに、本番組は海外向けの
NHKワールドTVやNHKワールド・プレミアムでも放送され、英語を主音声とした内容で多くの視聴者に届いていました。
出演者
番組には多様な出演者が関わり、主に以下のメンバーがレギュラーとして活躍しました。
- - 田村淳 - デジスタ・ティーンズ学長
- - 中谷日出 - 名誉学長
- - 吉澤ひとみ - 助手
- - ナレーター:ジョージ・ウィリアムズ
また、特任教授(ゲスト)として著名なクリエイターたちが順次登場し、それぞれの専門分野でティーンズにアドバイスや刺激を与える役割も担っていました。例としては、映画監督の
ティム・バートンや、歌舞伎俳優の中村獅童などが挙げられます。
関連項目
「デジスタ・ティーンズ」は、前身番組「デジタル・スタジアム」と密接に関わっており、後継番組としては「ABUデジスタ・ティーンズ」がアジアの視聴者を対象としています。また、互联网アート、コンピュータアート、デジタルアートなど、幅広いクリエイティブな活動と関連がありました。
まとめ
教育テレビの新たなクリエイティブ支援の試みとして誕生した「デジスタ・ティーンズ」は、多くの若者に影響を与え、彼らの才能を開花させるプラットフォームとしての役割を果たしました。これによって、若者たちが自身の作品を世に届けるきっかけとなり、様々なクリエイティブな表現が生まれる土壌となりました。