デジタルゴルフ

株式会社デジタルゴルフ（DIGITAL GOLF Inc.）は、かつて日本に存在したゴルフシミュレーターおよびコンピュータゲームの開発会社です。2003年にT&Eソフトの創業者の一人である横山俊朗氏によって設立され、当初からT&Eソフト時代からの主要コンテンツであったゴルフゲームを中心に事業を展開しました。

設立と展開

デジタルゴルフは、2003年1月23日に産声を上げました。設立当初から、ゴルフゲーム開発に特化し、その分野での高い技術力とノウハウを蓄積していきました。2006年1月には、旧T&Eソフトの開発部門であった株式会社ディープを吸収し、名古屋支社を開設することで、開発体制を強化しました。しかし、2008年1月には株式会社ティーアンドイーソフトとして分社化され、ゲームズアリーナ（ドワンゴの子会社）に売却されました。

コナミグループへ

2011年3月、デジタルゴルフは簡易株式交換によりコナミの完全子会社となりました。この買収により、デジタルゴルフはコナミグループの一員として新たなスタートを切りました。しかし、2011年12月9日にはオンラインショップでのゴルフゲームの販売を終了し、2012年1月31日にはモバイルコンテンツの提供も終了しました。

コナミデジタルエンタテインメントとの合併

2014年1月1日、デジタルゴルフはコナミデジタルエンタテインメントと合併しました。これにより、デジタルゴルフは法人としての歴史に幕を閉じ、コナミグループの一事業部門としてその技術とノウハウが引き継がれることになりました。その後、コナミデジタルエンタテインメントのゴルフ製品事業は、コナミグループの再編に伴い、2016年11月1日付でコナミアミューズメントへ再移管されています。

製品ラインナップ

デジタルゴルフは、多岐にわたるゴルフ関連製品を開発・販売していました。主な製品には以下のようなものがあります。

バーチャルゴルフガイド: ゴルフコース攻略を支援するツール。
スーパーリアルゴルフ: 携帯電話向けのゴルフゲーム。
ゴルトモ: オンラインで他のプレイヤーと競い合うことができるゴルフゲーム。
ゴルフ漬け: Windows PC向けのゴルフゲーム。
SHOT LEADER: ゴルフの練習をサポートするシステム。
ROUND LEADER: ゴルフシミュレーター。
ゴルフコネクション: コナミデジタルエンタテインメントと共同開発したゴルフシミュレーター。
スイングチェックアイ: コナミデジタルエンタテインメントと共同開発したゴルフスイングチェック機。

これらの製品は、ゴルフ愛好家だけでなく、幅広い層に楽しまれ、デジタルゴルフの技術力と創造性を象徴するものでした。

まとめ

株式会社デジタルゴルフは、ゴルフゲーム業界において独自の地位を築いた企業でした。設立からコナミグループへの統合まで、ゴルフゲーム開発に情熱を注ぎ、革新的な製品を多数生み出しました。その技術と遺産は、コナミグループの中で今もなお息づいています。

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