デズリー

デズリー: ポップ＆ソウルの音楽界に輝く存在

デズリー（Des'ree）、本名 Desirée Annette Weekesは、1968年11月30日にイギリスのロンドンで誕生しました。彼女はポップやソウルのジャンルで活躍するシンガーソングライターで、特に「FEEL SO HIGH」「ユー・ガッタ・ビー」「ライフ」といったヒット曲で知られています。

音楽キャリアの始まり

デズリーはバルバドス出身の父とイギリス領ギアナ（現在のガイアナ）の母のもとで育ち、幼少期からレゲエやカリプソ、ジャズに親しむ環境で育ちました。家族とともにバルバドスで過ごした後、彼女は14歳で音楽の道を進む決意をし、10代の頃から作詞や作曲を始めます。
23歳の時にデモテープを制作し、音楽プロデューサーのアシュリー・イングラムと出会ったのをきっかけに、1991年に音楽デビューを果たしました。その翌年発表したシングル「FEEL SO HIGH」は、イギリスで13位、オーストラリアで28位にランクインし、彼女の名を広めました。

大ヒットへの道

1994年、シングル「ユー・ガッタ・ビー」は世界的に大ヒットを記録し、イギリスだけでなくアメリカでもビルボードのチャートで80週連続してランクインするなど、デズリーは一躍国際的なアーティストとなりました。この成功を受けて、彼女のセカンド・アルバム『アイ・エイント・ムーヴィン』は全世界で160万枚以上の売上を記録します。
また、1995年にはシールとのアメリカツアーも成功させ、音楽界における地位を確固たるものにしました。1996年には映画『ロミオ+ジュリエット』のサウンドトラックに「キッスィング・ユー」が収録され、さらに多くのファンを惹きつけます。

日本での人気

1998年にはシングル「ライフ」がヨーロッパで大ヒットします。この曲は、1999年に日本のテレビドラマ『to Heart 〜恋して死にたい〜』のオープニングテーマに起用され、オリコン洋楽シングルチャートで8週連続1位に輝きました。これにより、日本においても彼女の人気が確立され、1999年にはブリット・アワードでイギリス女性ソロ・アーティスト部門の賞を受賞します。

私生活と学び

音楽活動の傍らデズリーは私生活でも多彩な趣味を持つ人物で、ベジタリアンとして知られています。1999年から2003年の間にはロンドンのキャンバーウェル・カレッジ・オブ・アーツで写真や陶芸などの芸術を学び、アーティストとしての活動も行いました。

代表作とディスコグラフィ

デズリーの音楽は、多くのスタジオアルバムとシングルによって支えられており、彼女のスタイルを色彩豊かに表現しています。主なアルバムには『マインド・アドヴェンチャーズ』（1992年）、『アイ・エイント・ムーヴィン』（1994年）、『スーパーナチュラル』（1998年）、『ドリーム・ソルジャー』（2003年）が含まれます。また、数々のシングルも大成功を収めており、特に「ユー・ガッタ・ビー」や「ライフ」などは今でも多くの人々に愛され続けています。

デズリーは、その才能と情熱を持って音楽界で存在感を示し続けるアーティストです。彼女の音楽とキャリアは、これからも多くのファンに感動を与えることでしょう。

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