デドリック・ボヤタ

デドリック・ボヤタ（Dedryck Boyata, 1990年11月28日 - ）は、ベルギー・ブリュッセル出身のプロサッカー選手です。現在はベルギーのジュピラー・プロ・リーグに所属するクラブ・ブルッヘでディフェンダーとして活躍しています。ベルギー代表としても国際舞台で経験を積んでいます。

クラブでのキャリア

ボヤタは、2008年にマンチェスター・シティFCユースがFAユースカップで優勝した際の中心メンバーでした。2009-10シーズンには、当時の監督ロベルト・マンチーニの下でトップチームデビューを果たし、そのシーズンにはチームの最優秀ヤングプレーヤーに選ばれました。2010-11シーズンにはプレミアリーグで7試合に出場し、第6節のチェルシー戦では右サイドバックとして先発出場し、1-0の完封勝利に貢献しました。しかし、センターバックとして先発出場した第9節のアーセナル戦では、開始5分で一発退場となり、経験不足を露呈する形となりました。チームもホームで0-3の敗戦を喫しました。

2011年8月には、ボルトン・ワンダラーズFCへ1年間のレンタル移籍し、リーグ戦14試合に出場しました。2012年8月31日には、エールディヴィジのFCトゥウェンテへ1年間のレンタルで再び移籍しましたが、半年間でレンタルが打ち切られ、2013年1月にマンチェスター・シティに復帰しました。2013-14シーズンは、リーグ戦とFAカップで1試合ずつの出場に終わりましたが、優勝したキャピタル・ワン・カップには4試合に出場しました。2014年5月28日には、2016年まで契約を延長したことが発表されました。

2015年6月2日、スコットランド・プレミアシップのセルティックFCに移籍。セルティックでは中心選手として活躍し、複数回のリーグ優勝を経験しました。

2019年5月19日、ドイツ・ブンデスリーガのヘルタ・ベルリンと長期契約を結びました。

代表でのキャリア

ボヤタは、2008年からベルギーの世代別代表でプレーしてきました。2010年10月にはベルギーA代表に初招集され、国際舞台でのキャリアをスタートさせました。

2018年には、ベルギー代表としてFIFAワールドカップに出場しました。

獲得タイトル

マンチェスター・シティFC
FAユースカップ (2008)
FAカップ (2010-11)
プレミアリーグ (2013-14)
フットボールリーグカップ (2013-14)

セルティックFC
スコティッシュ・リーグ・カップ (2016-17, 2017-18)
スコティッシュ・プレミアシップ (2015-16, 2016-17, 2017-18)
* スコティッシュ・カップ (2016-17, 2017-18)

ボヤタは、その恵まれた体格と高い身体能力を生かしたディフェンスで、チームに貢献しています。センターバックとしての安定感に加え、右サイドバックもこなせるユーティリティ性も持ち合わせています。経験豊富な選手として、今後の活躍も期待されています。

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