デビッド・コルテス

デビッド・カルデナス・コルテス：メキシコ出身の技巧派リリーバー

デビッド・カルデナス・コルテス（David Cárdenas Cortés、1973年10月15日 - ）は、メキシコ合衆国出身の元プロ野球選手。主に投手として活躍しました。

MLBでの挑戦

1996年にアトランタ・ブレーブスと契約し、プロとしてのキャリアをスタートさせました。1999年8月30日には、対シンシナティ・レッズ戦でメジャーデビューを果たしましたが、この試合では2イニングを投げて3失点と、ほろ苦いデビューとなりました。その後、なかなかメジャーに定着できず、2002年からは母国メキシコのメキシカンリーグでもプレーしました。

2003年にはクリーブランド・インディアンスで4年ぶりのメジャー復帰を果たし、再びMLBの舞台に挑戦しました。2005年にはコロラド・ロッキーズに所属し、リリーフとして50試合に登板、2006年も30試合に登板するなど、貴重な戦力として活躍しました。

WBCでの活躍

2006年の第1回WBCではメキシコ代表に選出され、3試合に登板。2次リーグの対アメリカ戦ではセーブを挙げるなど、国際舞台でもその実力を発揮しました。2009年の第2回WBCでもメキシコ代表に選出されています。

韓国プロ野球での挑戦

2008年には、メキシカンリーグのレッドデビルスでメキシカンシリーズ優勝に貢献。同年8月13日には、不振により退団したマーティー・マクレリーの代役として、韓国プロ野球（KBO）のロッテ・ジャイアンツに移籍しました。ロッテでは抑えとして活躍し、チームの8年ぶりのポストシーズン進出に大きく貢献しましたが、公式戦終盤や準プレーオフではリリーフに失敗する場面も見られ、信頼を得るには至りませんでした。チームがジョン・アドキンスと契約したこともあり、この年限りでロッテを退団しました。

引退後

2010年限りで現役を引退。引退後は、野球界から離れ、静かな生活を送っているようです。

プレースタイル

速球とスライダー、チェンジアップを主な球種としており、ロングリリーフもこなすことができるリリーバーでした。多彩な球種と安定した制球力で、様々な場面に対応できる器用さが持ち味でした。

詳細情報

• - 背番号

- 51 （1999年）
- 47 （2003年）
- 50 （2005年 - 2006年）
- 51 （2008年）

まとめ

デビッド・カルデナス・コルテスは、MLB、メキシカンリーグ、KBO、そしてWBCと、様々な舞台で活躍した投手でした。メジャーでの実績は決して華々しいものではありませんでしたが、国際大会やKBOでの活躍は、彼の野球人生におけるハイライトと言えるでしょう。その実直なプレースタイルと、常に全力でプレーする姿勢は、多くのファンに愛されました。

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