デビルサマナーシリーズ

デビルサマナーシリーズ

『デビルサマナー』シリーズは、アトラスが手がけるRPGシリーズであり、『女神転生』シリーズから派生した作品群です。シリーズは、悪魔召喚師（デビルサマナー）を主人公に、悪魔が関わる事件を解決していく物語を中心に展開されます。

シリーズの概要

シリーズの初期作品は、ハードボイルドな探偵物語の要素が強く、悪魔を金で使役する主人公が活躍します。しかし、シリーズが進むにつれて、伝奇的な要素が強まり、退魔師のようなキャラクターが登場するなど、作風に変化が見られます。共通する要素としては、主人公が悪魔を召喚する力を持ち、都市における善と悪のデビルサマナーの戦いに巻き込まれていくというストーリーラインが挙げられます。

シリーズの特徴的な要素としては、悪魔合体を行う施設が「業魔殿」であり、ヴィクトルというキャラクターがその中心にいること、そして葛葉一族の存在が挙げられます。開発スタッフは、このシリーズを『真・女神転生』にドラマ性を加えたものと位置づけています。

歴史的な背景として、『真・女神転生』の世界では199X年に東京が破壊されるという出来事が起こりますが、『デビルサマナー』の初期作品ではこの出来事が起こらない世界として描かれており、パラレルワールドの関係にあることが示唆されています。ただし、過去を舞台とする『葛葉ライドウ』シリーズでは、『真・女神転生』との歴史的なつながりや分岐も示唆されています。

ゲームシステム

ゲームシステムにおいては、『真・女神転生デビルサマナー』と『デビルサマナー ソウルハッカーズ』は、『真・女神転生if...』のシステムを基盤としており、一人称視点の3Dダンジョンを探索するコマンド入力型のRPGです。一方、『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』と『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王|デビルサマナー_葛葉ライドウ_対_アバドン王』では、三人称視点の3Dダンジョンを舞台にしたアクション戦闘が採用されています。また、シリーズの象徴とも言える銃型COMP「GUMP」が登場しないなど、システム面でも大きな変化が見られます。

仲魔（悪魔）のシステムもシリーズを通して重要な要素です。仲魔には忠誠度が設定されており、忠誠度が低いと命令を聞かなかったり、ボイコットしたりすることがあります。忠誠度を上げることで、より詳細な命令を出すことができるようになります。また、忠誠度がMAXになると、特殊な特技を覚えることがあります。これらの特技は合体の際に継承され、悪魔の性格や戦闘時の行動に影響を与えます。

また、特別な種族が登場することも特徴です。『真・女神転生デビルサマナー』と『デビルサマナー ソウルハッカーズ』では、「造魔」や「英雄」といった種族が登場し、『デビルサマナー 葛葉ライドウ』シリーズでは、種族が「管属」という独自の分類で分けられています。

シリーズ一覧

真・女神転生デビルサマナー（セガサターン、PlayStation Portable）
デビルサマナー ソウルハッカーズ（セガサターン、PlayStation、ニンテンドー3DS）
デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団（PlayStation 2）
デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王|デビルサマナー_葛葉ライドウ_対_アバドン王（PlayStation 2）
ソウルハッカーズ2（PlayStation 4|PlayStation_4・PlayStation 5|PlayStation_5・Xbox One・Xbox Series X/S|Xbox Series X_S・Steam）

携帯アプリ

真・女神転生ピンボール JUDGEMENT
デビルサマナー ソウルハッカーズ Intruder

外部リンク

真・女神転生 デビルサマナー（PSP版）公式サイト
真・女神転生 デビルサマナー（TVドラマ）DVD-BOX 公式サイト
デビルサマナー ソウルハッカーズ（PS版）公式サイト
デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団 公式サイト
デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王|デビルサマナー_葛葉ライドウ_対_アバドン王 公式サイト

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