デモクラシー・ナウ!

デモクラシー・ナウ! (Democracy Now!)：独立系報道番組

『デモクラシー・ナウ!』は、パシフィカ・ラジオ・ネットワークが制作する報道番組であり、北米を中心に700以上のラジオ局、テレビ局、インターネットを通じて配信されています。大手メディアが取り上げないニュースや視点を提供することを目的としています。

番組の概要

この番組は、メインストリームメディアがあまり報道しない、社会的に疎外された人々の声や意見を紹介することに重点を置いています。独立系ジャーナリスト、国際的な記者、アメリカの外交政策によって直接影響を受けている人々、草の根運動のリーダー、平和活動家、アーティスト、学術的な専門家など、多様な背景を持つ人々が登場し、それぞれの視点からニュースを分析します。

エイミー・グッドマンは、この番組の独自性を「権力者にとっての例外」と表現しています。これは、既存の権力構造に異議を唱え、主流メディアが無視しがちな問題に光を当てるという番組の姿勢を示しています。

歴史

『デモクラシー・ナウ!』は、1996年2月19日にニューヨークのWBAI-FMで放送を開始しました。設立者は、ジャーナリストのエイミー・グッドマン、フアン・ゴンザレス、ラリー・ベンスキー、サリム・ムワキッル、ジュリー・ドリズンです。エイミー・グッドマンが番組の主要なホストを務め、しばしばフアン・ゴンザレスが共同ホストとして出演しています。

資金調達

『デモクラシー・ナウ!』は、報道の中立性を維持するために、企業、政府、公共放送協会からの資金援助を一切受けていません。番組の運営資金は、主に視聴者からの寄付や財団からの助成金によって賄われています。この独立した資金調達モデルは、番組が特定の利益団体に影響されることなく、自由に報道を行うことを可能にしています。

ライセンスと日本での展開

英語版のコンテンツは、クリエイティブ・コモンズのCC-BY-NC-NDライセンスで公開されています。これにより、非営利目的であれば、番組のコンテンツを自由に共有、翻案することができます。ただし、日本語版については、コピーライト表示となっています。

日本では、かつて朝日ニュースターで放送されていましたが、2012年3月に放送が終了しました。その後、同年7月からはTBSニュースバードで放送が再開されました。ニュースバードでは、単独番組として数回放送された後、平日の午後3時台に放送されている「ニュースの視点」という枠の中で番組内容が紹介されています。

外部リンク

DemocracyNow!（英語）
DemocracyNow! Japan（日本語）：ニュースのサマリー邦訳、動画の一部に日本語字幕
DNJかわら版 - ニコニコチャンネル
Democracy Now! - Facebook（英語）
デモクラシー・ナウ・ジャパン - Facebook（日本語）
Democracy Now! - X（旧Twitter）（英語）
デモクラシーナウ - X（旧Twitter）（日本語）
Democracy Now! - YouTubeチャンネル（英語）

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