デリック・ラシック

デリック・ラシックは、1970年生まれ、ニューヨーク州出身の元アメリカンフットボール選手です。主にランニングバック（RB）として活躍し、1993年から1995年までNFLのダラス・カウボーイズとカロライナ・パンサーズに所属していました。

アラバマ大学時代、ラシックはジーン・スターリングヘッドコーチの下で才能を開花させました。特に、1992年12月5日に行われたサウスイースタン・カンファレンスの決勝戦、フロリダ大学戦での活躍は目覚ましく、2つのタッチダウンを記録しました。さらに、翌1993年1月1日のシュガーボウル、マイアミ大学戦では135ヤードを走り、再び2つのタッチダウンをあげる活躍で、試合のMVPに選ばれました。この試合での勝利により、アラバマ大学は全米1位の座を獲得しました。

1993年のNFLドラフトで、ラシックは4巡目でダラス・カウボーイズに指名され、プロのキャリアをスタートさせました。この年、カウボーイズはスーパーボウルを制覇しましたが、エースRBのエミット・スミスが契約問題でチームへの合流が遅れたため、ラシックは2試合に先発出場する機会を得ました。しかし、チームは残念ながら連敗を喫しました。それでも、ラシックは第28回スーパーボウルのロースターに登録され、見事スーパーボウルリングを手に入れました。

1994年、ラシックは開幕前に膝を故障し、シーズンを棒に振ることになりました。1995年には、エクスパンションドラフトでカロライナ・パンサーズに移籍しましたが、このシーズン限りで現役を引退しました。

引退後、ラシックは1999年に公開された映画『エニイ・ギブン・サンデー』に出演するなど、新たな分野にも挑戦しました。

関連項目
アントニオ・ラングハム：アラバマ大学の後輩。

外部リンク
NFL.com
* Pro-Football-Reference

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