トゥ・ビー・コンティニュード

トゥ・ビー・コンティニュード（To Be Continued…）

『トゥ・ビー・コンティニュード』は、1990年にリリースされたエルトン・ジョンのベストアルバムボックスセットです。この作品は、リリース当初からの彼のヒット曲を年代順に整理し、ファンに愛され続ける楽曲の数々を収めています。特に、このボックスセットには初公開のレアトラックも含まれており、エルトン・ジョンの音楽的な魅力を余すことなく楽しむことができます。

ボックスセットの形式

本作は、米国版と英国版、日本版の3種類が存在します。米国版は、堅牢な厚紙で作られた外装に、4枚のCDケースが整然と並べられているシンプルなデザインです。一方、英国版では縦長のブックレット型ケースが採用され、豪華さが際立っています。日本版は、英国版に解説や収録曲の日本語訳ブックレット、さらに帯が付加された形となっており、ファンには嬉しい仕様となっています。日本ではほぼ同内容の『エルトン・ジョン GREAT BOX』も販売されており、こちらも多くの支持を集めました。

2000年10月には米国版がリマスターされ、再発されています。この限定版にはシリアル番号が付されており、収集家にはたまらない一品となっています。

収録曲の特徴

『トゥ・ビー・コンティニュード』には、エルトン・ジョンのキャリアを彩る多くの名曲が収められています。例えば、CD-1には1965年から1972年までの楽曲が収められており、ブルーソロジー時代の「カム・バック・ベイビー」や「僕の歌は君の歌」など、彼の初期の魅力を垣間見ることができます。

続くCDでは、1972年から1974年の楽曲が収録されています。「ロケット・マン」や「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」など、エルトン・ジョンの名を世界に知らしめた重要なトラックが並んでいます。また、このCDでは現在でも多くの人に愛されている「クロコダイル・ロック」や「土曜の夜は僕の生きがい」など、彼のキャッチーな曲が聴けます。

CD-3は1974年から1982年までの楽曲が中心で、「フィラデルフィア・フリーダム」や「悲しみのバラード」といった、ヒットシングルが目白押しです。また、ジョン・レノンとのコラボレーションによる「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア（ライヴ）」も収録されており、特別な体験を提供しています。

最後のCD-4では1982年から1990年までの曲が集められています。ここでは「アイム・スティル・スタンディング」や「悲しみのニキタ」など、80年代のエルトン・ジョンを代表するトラックを楽しむことができます。特に、ドン・ウォズがプロデュースを手掛けた新曲も含まれており、新旧のファンを惹きつける内容になっています。

まとめ

『トゥ・ビー・コンティニュード』は、エルトン・ジョンの革新性と多様性を凝縮した素晴らしいボックスセットです。ベストアルバムを超えた内容で、彼の音楽を愛する全ての人にとって必聴の一品と言えるでしょう。音楽の歴史を感じながら、彼の名曲を楽しむことができるこのコレクションは、まさに音楽ファンには欠かせない作品です。

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