トッド・フレイジャー

トッド・フレイジャー：球界を彩ったユーティリティ・プレイヤー

トッド・ブライアン・フレイジャー（Todd Brian Frazier）は、1986年2月12日生まれ、アメリカ合衆国ニュージャージー州出身の元プロ野球選手です。内野手として、主に三塁を守り、右投右打でした。その愛称は「トッド・ファーザー（Todd Father）」。

シンシナティ・レッズでの躍進

2007年のMLBドラフトでシンシナティ・レッズから指名されプロ入り。2011年にメジャーデビューを果たします。2012年には、三塁手のレギュラーとして定着し、19本塁打を記録。新人王投票では3位に入りました。

2014年には、打率.273、29本塁打、20盗塁を記録し、「20-20」を達成。オールスターにも選出され、本塁打競争では、ホームのシンシナティで優勝を果たしました。

ホワイトソックス、ヤンキース、そしてメッツへ

2015年オフにシカゴ・ホワイトソックスへ移籍。2016年には40本塁打を放ちました。2017年にはニューヨーク・ヤンキースへ移籍し、ポストシーズンではムードメーカーとしてチームを盛り上げました。

2018年からはニューヨーク・メッツでプレー。故障に苦しみながらも、持ち前の打撃力でチームに貢献しました。

レンジャーズ、メッツ復帰、そしてオリンピックへ

2020年にはテキサス・レンジャーズへ移籍後、シーズン途中にメッツへ復帰。同年は投手としても登板し、話題を呼びました。2021年には、東京オリンピックのアメリカ代表として出場し、銀メダルを獲得しました。

プレースタイルと人物

フレイジャーは、長打力と走塁を兼ね備えた選手でした。また、チームを盛り上げるムードメーカーとしても知られていました。野球に対する情熱とユーモアのセンスで、多くのファンに愛されました。

兄のチャーリー・フレイジャー・ジュニアとジェフ・フレイジャーも元プロ野球選手という野球一家に育ちました。

主な記録と表彰

MLBオールスターゲーム選出：2回（2014年 - 2015年）
ハート&ハッスル賞：1回（2016年）
* 2020年東京オリンピック 銀メダリスト

トッド・フレイジャーは、その明るいキャラクターと、記憶に残るプレーで、多くの野球ファンに愛された名選手です。

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