トニー・シップ

トニー・シップの野球人生

トニー・マーセル・シップ（Tony Marcel Sipp）は、1983年7月12日にミシシッピ州で生まれました。左投左打の投手として、その野球キャリアをスタートさせました。

プロ入り前

シップは、2001年のMLBドラフトでシカゴ・カブスから指名を受けましたが、契約には至らず、大学へと進学しました。その後、2003年のドラフトではシカゴ・ホワイトソックスから指名を受けたものの、こちらも入団は見送られました。

インディアンス時代

2004年、シップはクリーブランド・インディアンスからドラフト指名を受け、プロとしてのキャリアをスタートさせます。2009年4月22日、カンザスシティ・ロイヤルズ戦でメジャーデビューを果たしました。プロ入り当初は先発[[投手]]でしたが、メジャーではリリーフとして起用されました。速球とスライダーを軸とした投球スタイルで、左打者に対して強みを発揮しました。

ダイヤモンドバックス時代

2012年12月、シップは三角トレードによってアリゾナ・ダイヤモンドバックスに移籍しました。しかし、2013年シーズン終了後にFAとなり、チームを離れることになります。

パドレス傘下時代

2014年、サンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結びますが、AAA級のチームで11試合に登板後、自由契約となりました。

アストロズ時代

2014年5月、ヒューストン・アストロズと契約し、シップのキャリアは新たな展開を迎えます。アストロズでは、リリーフとして安定した成績を残し、2年連続で56試合に登板。2015年には60試合に登板し、防御率1.99、奪三振率10.0以上を記録するなど、キャリアハイとも言える活躍を見せました。しかし、2016年以降は調子を崩し、2017年には防御率5.79と打ち込まれる場面が増加しました。

2018年には、防御率1.86と再び好成績をマークし、ベテランとしての存在感を示しました。この年、54試合に登板し、アストロズのリリーフ陣を支え、シーズン終了後にFAとなりました。

ナショナルズ時代

2019年3月、ワシントン・ナショナルズと契約。しかし、8月に戦力外通告を受け、自由契約となり、メジャーの舞台から姿を消しました。

プレースタイル

シップは、左投げの変則的なフォームから繰り出される、球威ある速球とスライダーが持ち味でした。特に左打者に対する被打率が低く、リリーフとして重要な役割を担いました。

背番号

シップは、キャリアを通じて背番号を複数回変更しています。インディアンス時代には49番と46番、アストロズ時代には29番、ナショナルズ時代には36番を背負いました。

まとめ

トニー・シップは、そのキャリアを通じて、様々なチームでリリーフとして活躍した投手です。特にアストロズ時代には、チームの勝利に大きく貢献しました。彼の投球は、多くのファンを魅了し、記憶に残るものとなりました。

もう一度検索