トニー・スネル

トニー・スネル：多様なキャリアを歩むシューティングガード

トニー・レナ・スネル・ジュニア（Tony Rena Snell Jr.）は、1991年11月10日生まれ、カリフォルニア州リバーサイド出身のプロバスケットボール選手です。ポジションは主にシューティングガード、またはスモールフォワードを務めます。

プロ入りまでの道のり

スネルはニューメキシコ大学で3年間プレーした後、2013年のNBAドラフトにアーリーエントリーしました。その年のドラフトで、彼はシカゴ・ブルズから20位指名を受け、NBA選手としてのキャリアをスタートさせました。

NBAでの活躍

ミルウォーキー・バックス時代

2016年10月17日、スネルはミルウォーキー・バックスへ移籍。2016-17シーズンには、80試合に出場し、平均29.2分の出場時間で8.5得点、3.1リバウンド、1.2アシスト、0.7スティール、そして40.6%という高い3ポイント成功率を記録し、自己最高のシーズンを送りました。この活躍が評価され、2017年7月1日にはバックスと4年4600万ドルの契約延長に至りました。

デトロイト・ピストンズ、アトランタ・ホークス時代

2019年6月20日、トレードによってデトロイト・ピストンズへ移籍。さらに、2020年11月20日には再びトレードでアトランタ・ホークスへ加入しました。2021年3月11日のトロント・ラプターズ戦では、劇的なブザービーターを決め、チームを逆転勝利に導きました。同年には、フィールドゴール、3ポイント、フリースローの成功率がそれぞれ50%、50%、100%を達成するという、前人未到の記録を打ち立てました（ただし、フィールドゴールアテンプトが最低100回以上の選手に限る）。

ポートランド・トレイルブレイザーズ、ニューオーリンズ・ペリカンズ時代

2021年8月10日、スネルはポートランド・トレイルブレイザーズと1年契約を締結しました。しかし、2022年2月8日には、トレードによってニューオーリンズ・ペリカンズへ移籍。CJ・マッカラムらと共に新たなチームでプレーすることとなりました。

Gリーグでの挑戦

2023年1月27日、スネルはNBAGリーグのメイン・セルティックスとの契約に合意し、Gリーグでのプレーを選択しました。同年4月8日にはゴールデンステート・ウォリアーズのワークアウトに参加するなど、NBA復帰への意欲を見せています。10月29日には再びメイン・セルティックスへ戻っています。

プレースタイルと評価

スネルは、3ポイント成功率が通算で約39.4%と高く、アウトサイドからの得点能力に優れています。また、アシストとターンオーバーの比率(AST/TO)が通算で約2.0と非常に高く、ボール handlingスキルにも定評があります。与えられた役割を忠実にこなし、チームに貢献できる選手として評価されています。

その他

スネルは、カワイ・レナードとはマーティン・ルーサー・キング高校時代の同期生です。

外部リンク

NBA選手の通算成績と情報
Basketball-Reference
* New Mexico Lobos bio

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