トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ

トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズは、1974年にトム・ペティを中心に結成されたアメリカを代表するロックバンドです。当初はマッドクラッチというバンド名で活動していましたが、その後、現在のバンド名に改名。

結成当初のメンバーは、トム・ペティ（ボーカル、ギター）、マイク・キャンベル（ギター）、ベンモント・テンチ（キーボード）、スタン・リンチ（ドラム）、ロン・ブレア（ベース）でした。その後、メンバーチェンジを経て、最終的にはトム・ペティ、マイク・キャンベル、ベンモント・テンチ、ロン・ブレア、スコット・サーストン、スティーヴ・フェローネというラインナップで活動していました。

彼らの音楽は、アメリカン・ルーツ・ロックを基盤に、R&Bやブリティッシュ・インベイジョンの要素を取り入れた、幅広い音楽性を持っています。トム・ペティの独特なボーカルと、マイク・キャンベルのギタープレイが特徴で、「アメリカン・ガール」「ドント・ドゥ・ミー・ライク・ザット」「ラーニング・トゥ・フライ」など、数多くのヒット曲を世に送り出しました。

特に1979年に発表されたアルバム『破壊（Damn the Torpedoes）』は、全米アルバムチャートで2位を獲得し、彼らの代表作となりました。その後も、『ハード・プロミス』、『サザン・アクセンツ』、『イントゥ・ザ・グレイト・ワイド・オープン』など、数々のヒットアルバムを発表し、アメリカンロックの代表的なバンドとしての地位を確立しました。

彼らはライブパフォーマンスにも定評があり、世界中で数多くのコンサートを行いました。2017年にトム・ペティが急逝した後、バンドは活動を停止しましたが、彼らの音楽は今もなお、多くのファンに愛され続けています。

主なメンバー
トム・ペティ (Tom Petty) - リード・ボーカル、ギター、ベース、ハーモニカ、キーボード (1976年–2017年)
マイク・キャンベル (Mike Campbell) - ギター、マンドリン、ベース (1976年–2017年)
ベンモント・テンチ (Benmont Tench) - ピアノ、オルガン、キーボード、バック・ボーカル (1976年–2017年)
ロン・ブレア (Ron Blair) - ベース、バック・ボーカル (1976年–1982年、2002年–2017年)
スコット・サーストン (Scott Thurston) - ギター、キーボード、ハーモニカ、バック・ボーカル (1999年–2017年)
スティーヴ・フェローン (Steve Ferrone) - ドラム (1999年–2017年)

主なアルバム
アメリカン・ガール (1976年)
ユア・ゴナ・ゲット・イット! (1978年)
破壊 (1979年)
ハード・プロミス (1981年)
ロング・アフター・ダーク (1982年)
サザン・アクセンツ (1985年)
レット・ミー・アップ (1987年)
イントゥ・ザ・グレイト・ワイド・オープン (1991年)
エコー (1999年)
ザ・ラスト・DJ (2002年)
モジョ (2010年)
ヒプノティック・アイ (2014年)

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