トヨタ・bZ3

bZ3 (ビーズィースリー)

bZ3は、トヨタ自動車とBYDの合弁会社であるBYD TOYOTA EV TECHNOLOGYと天津一汽トヨタ自動車が共同開発し、2023年から天津一汽トヨタ自動車によって生産・販売されている、中国市場限定のセダン型電気自動車です。

概要

2022年10月24日に、トヨタの電気自動車シリーズであるbZシリーズの第2弾として中国で発表されました。同年12月18日には予約受注が開始されています。

プラットフォームには、トヨタの電気自動車向けプラットフォームであるe-TNGAを採用しています。パワートレインは、正極にLFP（リン酸鉄リチウム）を使用したBYD製のリチウムイオンバッテリーをベースとしており、バッテリーの構造、冷却システム、制御システム、安全監視システムはトヨタが設計を担当しました。これにより、中国のCLTC（China light-duty vehicle test cycle）モードで616kmの航続距離を実現しています。

開発コンセプトは「ファミリー・ラウンジ」であり、乗車定員は5名です。エクステリアデザインは、bZシリーズ共通の意匠であるハンマーヘッドデザインを採用し、Cd値（空気抵抗係数）は0.218となっています。インテリアは、縦型の12.8インチ大型センターディスプレイを中心に、トレイ型のコンソールを一体化させたデザインが特徴で、トヨタはこれを「デジタルアイランド」と呼んでいます。

グレードは「精英PRO」、「超航続距離PRO」、「超航続距離Premium」の3種類が用意されています。

2023年4月16日に、一汽トヨタが中国市場で発売を開始しました。

特徴

中国市場限定: 中国市場向けに開発・販売されている。
共同開発: トヨタとBYDの合弁会社が共同で開発。
e-TNGAプラットフォーム: トヨタの電気自動車専用プラットフォームを採用。
BYD製バッテリー: LFPを使用したBYD製リチウムイオンバッテリーを搭載。
航続距離: CLTCモードで616kmの航続距離。
ファミリー・ラウンジ: 家族での使用を想定した快適な室内空間。
ハンマーヘッドデザイン: bZシリーズ共通のフロントデザイン。
デジタルアイランド: 縦型大型センターディスプレイを中心としたインテリア。

グレード

精英PRO
超航続距離PRO
超航続距離Premium

関連項目

トヨタ・bZ4X - トヨタ自動車初のSUV型電気自動車。
* トヨタ・iA5 - トヨタ自動車初のセダン型電気自動車。

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