トラビス・リー

トラビス・レイノルズ・リーは、1975年5月26日、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンディエゴで生まれました。左投左打の一塁手、外野手として活躍した元プロ野球選手です。

輝かしいアマチュア時代

サンディエゴ州立大学在学中の1996年、リーは全米アマチュア野球界で最も優れた選手に贈られるゴールデンスパイク賞を受賞しました。同年には、アトランタオリンピックに野球アメリカ合衆国代表として出場し、4番打者を務めました。準決勝で日本に敗れはしたものの、銅メダルを獲得しています。

MLBへの挑戦と活躍

1996年のMLBドラフトで、ミネソタ・ツインズから1巡目（全体2位）で指名を受けましたが、契約条件で球団と合意に至らず提訴。その後、自由契約選手となり、1998年に新規加盟のアリゾナ・ダイヤモンドバックスと1000万ドルという破格の契約金で入団しました。

1998年3月31日、コロラド・ロッキーズとのシーズン開幕戦でメジャーデビュー。「3番・一塁手」として先発出場し、球団史上初の安打を含む3安打を記録。6回には球団史上初の本塁打を放ちました。この年は、正一塁手として146試合に出場し、打率.269、22本塁打、72打点、8盗塁を記録しました。

その後、フィラデルフィア・フィリーズへ移籍し、2001年にも20本塁打、90打点を記録しましたが、以降は成績が伸び悩みました。

タンパベイ・デビルレイズに在籍した2006年が、メジャーリーグでの最後のプレーとなりました。

詳細情報

年度別打撃成績は以下の通りです。


背番号
16（1998年 - 2000年途中、2001年 - 2003年、2005年 - 2006年）
10（2000年途中 - 同年終了）
38（2004年）

代表歴
1996年アトランタオリンピックの野球競技・アメリカ合衆国代表

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