トリストン・マッケンジー

トリストン・アンドリュー・マッケンジー（Triston Andrew McKenzie, 1997年8月2日 - ）は、アメリカ合衆国ニューヨーク市ブルックリン区出身のプロ野球選手。MLBのクリーブランド・ガーディアンズに所属する右投右打の投手です。

経歴

2015年のMLBドラフトでクリーブランド・インディアンスから1巡目（全体42位）で指名され、プロ入りを果たしました。プロデビュー後は、ルーキー級、A-級、A級と順調にステップアップし、2017年にはA+級で12勝を挙げる活躍を見せました。同年には、オールスター・フューチャーズゲームにもアメリカ合衆国選抜として選出されています。

2018年には、球団内のプロスペクトランキングで2位にランクインするなど、将来を嘱望される存在となりました。しかし、2019年は広背筋の故障で全休。2020年8月22日にメジャー初昇格を果たし、同日のタイガース戦でデビュー。6回を1失点、10奪三振という圧巻の内容で初勝利を飾りました。

2021年には、ホワイトソックス戦で球団新記録となる8者連続奪三振を記録。また、タイガース戦では8回途中まで完全試合を続けるなど、記憶に残る投球を披露しました。2022年には初の二桁勝利となる11勝を記録しています。

2023年は故障者リストからのスタートとなりましたが、6月4日にシーズン初登板を果たしました。

投球スタイル

マッケンジーは、BMIが19しかない長身痩躯の体型から、平均92mph（約148km/h）前後の速球を全体の6割以上投じます。変化球はスライダーとカーブが中心で、特にカーブは切れ味と変化量が抜群です。野球アナリストからは「打つのは不可能なカーブ」と絶賛されるほどです。チェンジアップの向上が今後の課題とされており、それが改善されればエース級の投手になれると期待されています。

プレースタイル

長身から投げ下ろす角度のある速球と、打者の手元で鋭く曲がるカーブのコンビネーションが持ち味です。奪三振能力が高く、ピンチにも動じないメンタルの強さも魅力です。今後の成長次第では、球界を代表するエースへと成長する可能性を秘めています。

年度別投手成績

(省略)

記録

オールスター・フューチャーズゲーム選出：1回（2017年）
球団記録：8者連続奪三振（2021年）

今後の活躍が期待される若手投手の一人です。

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