トレビン・ウェイド

トレビン・ウェイド（Trevin Wade, 1989年8月1日 - ）は、テキサス州オースティン出身のアメリカンフットボール選手です。ポジションはコーナーバック。現在はコーチとして活躍しています。

プロ入りまで

ラウンドロックの高校に進学したウェイドは、Rivals.comから二つ星評価を受け、アリゾナ大学に進学しました。大学では3シーズン先発出場し、2年次と4年次にはPac-12のオールチームに選出されるなど、その才能を開花させました。

大学時代の成績は目覚ましく、2年次に71タックル、5インターセプト、3年次に47タックル、1インターセプト、4年次に52タックル、2インターセプトを記録。通算では182タックル、12インターセプト、2タッチダウンという素晴らしい成績を残しました。

NFLスカウトコンバインでは、40ヤード走で4秒59を記録し、コーナーバックとしては平均的な数字でした。

NFLでの活躍

2012年のNFLドラフト7巡でクリーブランド・ブラウンズに指名され、プロのキャリアをスタートさせました。ブラウンズでは4年契約を結び、トレーニングキャンプで激しいポジション争いを繰り広げた結果、第5のコーナーバックとしてロースター入りを果たしました。

ルーキーイヤーには13試合に出場し、主にスペシャルチームでプレーしながら17タックルを記録しました。

2013年のトレーニングキャンプ中に肩を負傷し、一時ウェーバーにかけられますが、ニューオーリンズ・セインツと契約し、2試合に出場。翌年にはセインツと再契約しますが、再びウェイバーにかけられました。その後、デトロイト・ライオンズのプラクティススクワッドを経て、2015年にはニューヨーク・ジャイアンツと契約しました。

ジャイアンツでは、控えコーナーバックの座を争い、開幕ロースター入りを果たし、10月19日のフィラデルフィア・イーグルス戦で先発出場。6タックルを記録しました。続くダラス・カウボーイズ戦でも7タックルをあげるなど、活躍を見せました。

2016年には、ニューイングランド・ペイトリオッツとのプレシーズンゲームでトム・ブレイディからインターセプトを奪うなど、存在感を示しました。レギュラーシーズンでは、第4のコーナーバックとして16試合に出場し、52タックル、1ファンブルフォースを記録。チームのプレーオフ進出に貢献しました。

2017年にはボルチモア・レイブンズと契約しますが、最終ロースターカットで解雇されました。

NFLでは4チームで計47試合に出場し、95タックル、11パスディフェンス、4ファンブルリカバー、1ファンブルフォースの成績を残しました。

コーチとしての活動

2020年2月、テキサス大学エルパソ校のコーナーバックコーチに就任し、次世代の育成に力を注いでいます。

プレースタイル

NFLでの4年間で、ウェイドは様々な役割をこなし、その多才さを示しました。主にスペシャルチームでの貢献が多かったものの、先発出場した試合では、持ち前の身体能力と判断力を活かしたプレーでチームに貢献しました。また、プレシーズンゲームでのトム・ブレイディからのインターセプトは、彼のポテンシャルの高さを証明するものでした。

コーチとしては、自身の経験を活かし、若い選手たちの育成に情熱を注いでいます。彼の指導の下、多くの選手がNFLの舞台で活躍することを期待されています。

外部リンク

NFL.com
ESPN
Pro-Football-Reference
Cleveland Browns bio
New Orleans Saint bio
Arizona Wildcats bio
* トレビン・ウェイド (@TwoStarWade) - X（旧Twitter）

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