トレメイン・エドマンズ

フェザン・トレメイン・エドマンズ：卓越した才能を持つラインバッカー

フェザン・トレメイン・エドマンズ（Fe'Zahn Tremaine Edmunds, 1998年5月2日 - ）は、アメリカ合衆国バージニア州ダンビル出身のプロアメリカンフットボール選手。
現在はNFLのシカゴ・ベアーズに所属し、ラインバッカーとして活躍しています。彼のこれまでの道のりは、才能と努力、そして家族の絆に彩られています。

大学時代

バージニア工科大学に進学したエドマンズは、3年目の2017年シーズンに目覚ましい活躍を見せました。108タックル、5.5サックを記録し、オールACCファーストチームに選出されるなど、その実力を高く評価されました。シーズン終了後、エドマンズは2018年のNFLドラフトにアーリーエントリーすることを決意しました。

NFLでの活躍

バッファロー・ビルズ時代

2018年のNFLドラフトで、エドマンズは全体16位という高順位でバッファロー・ビルズから指名を受けました。19歳11ヶ月24日での指名は、当時のNFL史上2番目の若さでした。また、1歳上の兄であるテレル・エドマンズも全体28位でピッツバーグ・スティーラーズから指名され、兄弟が同じ年の1巡目で指名されるというNFLドラフト史上初の快挙を達成しました。2018年5月12日、エドマンズはビルズと4年総額1,265万ドルのルーキー契約を結び、プロとしてのキャリアをスタートさせました。

2018年シーズン、エドマンズは第1週のボルチモア・レイブンズ戦でNFLデビューを果たし、ジョー・フラッコからキャリア初となるサックを記録しました。第14週のニューヨーク・ジェッツ戦では、サム・ダーノルドからキャリア初となるインターセプトを記録するなど、着実に成長を遂げました。シーズン全体では121タックル、2サックを記録し、チームに大きく貢献しました。

2019年シーズン、エドマンズは開幕前にチームのキャプテンに任命され、リーダーシップを発揮しました。第10週のクリーブランド・ブラウンズ戦では、ベイカー・メイフィールドからシーズン初となるサックを記録しました。プレーオフでは、ワイルドカード・ラウンドのヒューストン・テキサンズ戦でチーム最多となる12タックルに加え、デショーン・ワトソンからサックを記録しましたが、試合には惜しくも敗れました。シーズン終了後、エドマンズは怪我のため欠場したドンテ・ハイタワーの代理として、自身初となるプロボウルに選出されるという栄誉に輝きました。

2020年シーズン、エドマンズは第1週のジェッツ戦で肩を痛めながらも、痛みをこらえて試合に出続け、2年連続でプロボウルに選出されました。チームはプレーオフでAFCチャンピオンシップまで進出しましたが、カンザスシティ・チーフスに敗れ、スーパーボウル出場はなりませんでした。

2021年シーズン、ビルズは開幕前にエドマンズとの5年目の契約オプションを行使しました。第6週のテキサンズ戦では、6タックル、1つのインターセプトを記録し、AFCの週間最優秀守備選手に選出されるなど、その実力を改めて証明しました。

シカゴ・ベアーズ時代

2023年5月15日、エドマンズはシカゴ・ベアーズと5年総額7,200万ドルの契約を結び、新たなチームでの挑戦をスタートさせました。ベアーズでの活躍が期待されています。

家族

エドマンズ家は、父のフェレル・エドマンズ、2人の兄トレイ・エドマンズとテレル・エドマンズもNFL選手であるという、まさにフットボール一家です。家族の支えが、エドマンズの活躍を支える大きな力となっています。

まとめ

フェザン・トレメイン・エドマンズは、バージニア工科大学での輝かしい実績を引っ提げ、NFLの舞台で着実に成長を遂げてきました。バッファロー・ビルズでの活躍を経て、現在はシカゴ・ベアーズでラインバッカーとしてチームを牽引しています。今後の活躍がますます期待される、注目の選手です。

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