トレーシー・マレー

トレーシー・マレーは、1971年4月20日、カリフォルニア州ロサンゼルスに生まれたバスケットボール選手です。201cmの身長と104kgの体重を生かし、スモールフォワードとしてNBAの舞台で活躍しました。NBA選手のラモンド・マレーとは従兄弟の関係にあります。

グレンドラ高校時代から才能を発揮し、地元のUCLAに進学。大学でもスコアラーとして3年間活躍しました。1992年のNBAドラフトでは、全体18位でサンアントニオ・スパーズに指名されます。しかし、ドラフト後すぐにミルウォーキー・バックス、ポートランド・トレイルブレイザーズへとトレードされました。

ブレイザーズでは、短い出場時間ながらもシューターとしての才能を発揮。2年目には3P成功率45.9％を記録し、リーグトップの数字を残しました。1994-95シーズン途中には、クライド・ドレクスラーとともにヒューストン・ロケッツへ移籍。チームは2連覇を達成しましたが、マレーはプレイオフのロスターには入れませんでした。

1995年、トロント・ラプターズと契約。95-96シーズンは全82試合に出場し、37試合で先発。平均16.2得点、4.3リバウンド、1.6アシストと、自己最高の成績を記録しました。

その後、ワシントン・ブレッツへ移籍。1998年2月10日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦では、50得点を挙げる活躍を見せました。2000-01シーズンには、デンバー・ナゲッツ、ラプターズとチームを移籍。2002年にはロサンゼルス・レイカーズへ移籍し、故郷でのプレーを喜びましたが、次第に衰えが見え始めました。

2003-04シーズンは古巣のブレイザーズでプレイ。2004-05シーズンはニューヨーク・ニックスと契約しますが、プレシーズン中に解雇され、NBAキャリアに終止符を打ちました。

その後は、ギリシャのパナシナイコスBC、PAOK BCでプレイ。2006年12月には、フランスのChalonと契約しました。

トレーシー・マレーは、NBAで屈指のシューターとして活躍し、記憶に残るプレイを数多く残しました。

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