トロイ・パットン

トロイ・ジェイミーソン・パットン（Troy Jamieson Patton , 1985年9月3日 - ）は、アメリカ合衆国テキサス州スプリング出身の元プロ野球選手。左投両打の投手として、主にリリーフで活躍しました。

経歴

2004年のMLBドラフトで、ヒューストン・アストロズから9巡目（全体274位）で指名されプロ入り。
2005年にはA級で防御率2.18を記録し、球団屈指の有望株として注目を集めました。
2007年8月25日、ピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビューを果たしました。

2007年オフ、ミゲル・テハダとのトレードでボルチモア・オリオールズへ移籍。
2008年は左肩関節唇を損傷する重傷を負い、シーズンを棒に振りました。
2010年9月22日、リリーフとして3シーズンぶりにメジャー昇格。
2012年は、左のリリーバーとして安定した投球を続け、7月6日からシーズン終了まで22試合連続無失点を記録しました。
2013年はキャリアハイとなる56試合に登板しましたが、12月21日に薬物違反で25試合の出場停止処分を受けました。

2014年1月17日、オリオールズと127万5000ドルの1年契約に合意。
5月1日に薬物違反による制限リストから外れましたが、復帰後は9試合に登板し、0勝1敗、防御率8.10という成績でした。

2014年5月24日、ニック・ハンドリーとのトレードでサンディエゴ・パドレスへ移籍。
移籍後、5月25日のシカゴ・カブス戦で初登板を果たしましたが、先頭打者に四球を与え、1死も取れず降板しました。
オフにFAとなっています。

パドレス退団後は、
2015年4月10日にカンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結びましたが、メジャー昇格の機会はなく、同年11月6日にFAとなりました。
2015年12月11日にマイアミ・マーリンズとマイナー契約を結び、翌年のスプリングトレーニングに招待選手として参加しましたが、2016年2月22日に自由契約となりました。

トロイ・パットンは、その才能と将来を期待されながらも、怪我や薬物違反に苦しみ、目覚ましい活躍を見せることはできませんでした。しかし、持ち前の才能と努力でメジャーの舞台に立ち、記憶に残るプレーを見せてくれました。

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