トントンあったと にいがたの昔ばなし

トントンあったと にいがたの昔ばなし

「トントンあったと にいがたの昔ばなし」は、新潟放送（BSN）が製作・著作し、2003年10月から2007年2月にかけて新潟県内で放映されたテレビアニメシリーズです。新潟県に伝わる様々な昔話や伝説を、親しみやすいアニメーションで紹介し、地元を中心に幅広い世代に愛されました。

概要

このアニメシリーズは、現在までに4つのシリーズが制作・放映されています。各シリーズでは、新潟県各地に語り継がれる民話や伝説を題材に、多様なアニメーション技術を駆使して映像化しています。通常のアニメーションに加え、版画や3Dアニメーションなど、バラエティ豊かな表現方法が用いられているのが特徴です。

第1シリーズ: 2003年10月5日から12月28日まで、毎週日曜日の午前11時から15分間放映されました。全13回で、各回1話ずつが放送されました。
第2シリーズ: 2004年10月3日から12月26日まで、毎週日曜日の午前11時から30分間放映されました。このシリーズから、1回の放送で2話ずつ紹介される形式となりました。全13回で26話が放送されましたが、新作は18話で、残り8話は第1シリーズの再放送でした。
第3シリーズ: 2005年12月3日から2006年2月25日まで、毎週土曜日の午後5時30分から30分間放映されました。全13回で、すべて新作の26話が放送されました。
第4シリーズ: 2006年12月3日から2007年2月25日まで、毎週日曜日の午後4時30分から30分間放映されました。全13回で26話が放送され、これまでのシリーズに比べて、新潟県内に伝わる伝説が多く紹介されました。

スタッフ

アニメーション制作は、「まんが日本昔ばなし」を手がけたグループ・タックが担当しました。監督は、同作品の演出も担当していた小華和ためおが務めました。

音楽: 笠松美樹
音響監督: 藤山房伸
構成: 並木さとし
監督: 小華和ためお
制作: 加藤真理子
プロデューサー: 南加乃子、金正廣
製作・著作: [新潟放送]

声の出演

林家正蔵（林家こぶ平）
麻生かほ里

主題歌

オープニングテーマ: 「越後の里歌」
作詞: 東郷幸枝
作曲・歌: 笠松美樹
エンディングテーマ: 「お山でドンヒャララ」
作詞: 東郷幸枝
作曲・歌: 笠松美樹

各話リスト (一部抜粋)

第1シリーズ

佐渡の白椿（見附）
三枚のお札（小千谷）
米山さん（柏崎）
ねずみのすもう（長岡）

第2シリーズ

軽業どんと医者どんと神主どん（松之山）
ねずみ経（上越）
松山鏡（新津）
山伏と狐（長岡）

第3シリーズ

頭すりムジナ
ばばかわ
ねずみむかし
鮭の大助小助

第4シリーズ

春の風
サルの生きぎも
五郎狐
山こえ物語

備考

新潟放送からDVDが発売されています。
スポンサーは東京電力柏崎刈羽原子力発電所でした。
厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財、新潟県推奨優良放送に選定されました。
* 平成18年日本民間放送連盟賞 特別表彰部門（青少年向け番組）優秀賞受賞。

「トントンあったと にいがたの昔ばなし」は、新潟の豊かな文化と温かい人情を描いた、地域色豊かなアニメ作品として、高く評価されています。

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