トンボ (企業)
株式会社トンボは、1876年（明治9年）に創業した、岡山県岡山市北区に本社を構える日本の衣料品メーカーです。創業当初は足袋の製造から始まりましたが、1930年より学生服の製造を開始。1955年には自社ブランド「トンボ」を冠した制服を打ち出し、第一次ベビーブームの波に乗り業績を拡大しました。
トンボの原動力は、常に革新性とデザイン力を追求する姿勢にあります。1970年代以降、多くの学生服メーカーが倒産する中、トンボは1969年に東京に商品企画室を設置し、スポーツウェアなど新たな分野へ積極的に進出しました。この変革への素早い対応が、同社が業界を生き抜く大きな要因の一つとなっています。
1974年には帝国興業株式会社からテイコク株式会社へ社名変更し、本社も岡山市に移転しました。トンボは、明石スクールユニフォームカンパニー（富士ヨット学生服）、瀧本（スクールタイガー学生服）、菅公学生服（カンコー学生服）と並び、大手学生服メーカー4社の一角を担っています。全国の学校を対象に学生服や女子通学服を提供しており、その品質の高さは広く評価されています。
令和元年には、同業の瀧本の株式を取得し子会社化しました。これにより、トンボは学生服業界のトップに躍り出ました。
トンボの歴史は、日本の学生服の歴史とも言えるでしょう。以下にその主な沿革をまとめます。
1876年（明治9年）：三宅熊五郎が創業
1924年（大正13年）：法人設立、帝国足袋株式会社となる
1930年（昭和5年）：学生服の生産を開始
1944年（昭和19年）：帝国興業株式会社に社名変更
1955年（昭和30年）：学生服・作業服・トレーニングパンツのJIS規格表示許可工場となる/テトロン製品の生産を開始
1971年（昭和46年）：スポーツウエア専門工場（現在の美咲工場）を建設
1974年（昭和49年）：テイコク株式会社に社名変更
1976年（昭和51年）：創業100周年を迎え、S.I.（スクールアイデンティティ）を提唱/株式会社ハーバードを設立
1983年（昭和58年）：業界初のウール50%ウォッシャブル学生服誕生
1986年（昭和61年）：創業110周年記念事業として「WE LOVE トンボ」絵画コンクールを開始
1989年（平成元年）：デザイナー・山本寛斎とスクールユニフォームで提携
1990年（平成2年）：デザイナー・桂由美とレディスオフィスユニフォームで提携
1994年（平成6年）：デザイナー・中野裕通とスクールユニフォームで提携
1997年（平成9年）：介護、リハビリウエア「KIRAKU」販売開始
2001年（平成13年）：コムサデモード・スクールレーベル販売開始
2003年（平成15年）：オリーブデオリーブ・スクール ライセンス提携
2006年（平成18年）：創業130周年を迎え、株式会社トンボに社名変更
2008年（平成20年）：スポーツウエアで「YONEX」と業務提携
2010年（平成22年）：「いい服の日」を制定（11月29日）
2011年（平成23年）：岡山県真庭市と「未来につなぐ真庭の森づくり協定」を締結
2014年（平成26年）：シニア犬向けブランド「With」を立ち上げ
2015年（平成27年）：介護ブランド「栗原はるみ」を発売開始/「EAST BOY」を発売開始
2016年（平成28年）：創業140周年
2018年（平成30年）：「YONEX」をヘルスケア事業で展開
トンボは、製品の機能と品質に力を入れています。主力ブランドである「VARSTYMATE（バーシティメイト）」を中心に、常にモデルチェンジに対応するための企画提案を実施しています。また、「OLIVE des OLIVE School（オリーブデオリーブスクール）」や「&be（アンビー）」といった自由制服ブランドも展開し、業界内でも高い競争力を誇ります。詰襟学生服では、かつては富士ヨット学生服やカンコー学生服が強かったものの、2006年からは「TOMBOW MAX」を発売し、これに対抗しています。
広告戦略においては、過去にSMAPなどジャニーズ事務所所属タレントを起用。近年では、斉藤祥太・斉藤慶太、瑛太、香椎由宇などを起用しています。2010年からはアニメ「名探偵コナン」のキャラクターを前面に出した広告展開を行っています。
スポーツウェアでは、学校体操服やマーチングウェア、国体ウェア、日本バレーボール協会公認のユニフォームなどを手掛け、女子Vリーグの「岡山シーガルズ」公式ユニフォームは、トンボのブランド「VICTORY」が提供しています。
トンボ学生服
VARSTYMATE
EAST BOY
COMME CA School Label
OLIVE des OLIVE SCHOOL
KANSAI SCHOOL FORM
ヒロミチナカノ
Primary
TOMBOW Joy
MyPalette
VICTORY
YONEX
KIRAKU
TOMBOW MEDICAL WEAR
* With
2016年には、テレビ東京「日経スペシャル カンブリア宮殿」で、トンボの学生服生産の舞台裏が紹介されました。
株式会社トンボは、創業から一世紀以上、学生たちの成長を支え続けてきた企業です。これからも、その高い品質と革新的な取り組みで、日本の教育現場を支え続けていくことでしょう。
革新性とデザイン力
トンボの原動力は、常に革新性とデザイン力を追求する姿勢にあります。1970年代以降、多くの学生服メーカーが倒産する中、トンボは1969年に東京に商品企画室を設置し、スポーツウェアなど新たな分野へ積極的に進出しました。この変革への素早い対応が、同社が業界を生き抜く大きな要因の一つとなっています。
1974年には帝国興業株式会社からテイコク株式会社へ社名変更し、本社も岡山市に移転しました。トンボは、明石スクールユニフォームカンパニー（富士ヨット学生服）、瀧本（スクールタイガー学生服）、菅公学生服（カンコー学生服）と並び、大手学生服メーカー4社の一角を担っています。全国の学校を対象に学生服や女子通学服を提供しており、その品質の高さは広く評価されています。
令和元年には、同業の瀧本の株式を取得し子会社化しました。これにより、トンボは学生服業界のトップに躍り出ました。
歴史
トンボの歴史は、日本の学生服の歴史とも言えるでしょう。以下にその主な沿革をまとめます。
1876年（明治9年）：三宅熊五郎が創業
1924年（大正13年）：法人設立、帝国足袋株式会社となる
1930年（昭和5年）：学生服の生産を開始
1944年（昭和19年）：帝国興業株式会社に社名変更
1955年（昭和30年）：学生服・作業服・トレーニングパンツのJIS規格表示許可工場となる/テトロン製品の生産を開始
1971年（昭和46年）：スポーツウエア専門工場（現在の美咲工場）を建設
1974年（昭和49年）：テイコク株式会社に社名変更
1976年（昭和51年）：創業100周年を迎え、S.I.（スクールアイデンティティ）を提唱/株式会社ハーバードを設立
1983年（昭和58年）：業界初のウール50%ウォッシャブル学生服誕生
1986年（昭和61年）：創業110周年記念事業として「WE LOVE トンボ」絵画コンクールを開始
1989年（平成元年）：デザイナー・山本寛斎とスクールユニフォームで提携
1990年（平成2年）：デザイナー・桂由美とレディスオフィスユニフォームで提携
1994年（平成6年）：デザイナー・中野裕通とスクールユニフォームで提携
1997年（平成9年）：介護、リハビリウエア「KIRAKU」販売開始
2001年（平成13年）：コムサデモード・スクールレーベル販売開始
2003年（平成15年）：オリーブデオリーブ・スクール ライセンス提携
2006年（平成18年）：創業130周年を迎え、株式会社トンボに社名変更
2008年（平成20年）：スポーツウエアで「YONEX」と業務提携
2010年（平成22年）：「いい服の日」を制定（11月29日）
2011年（平成23年）：岡山県真庭市と「未来につなぐ真庭の森づくり協定」を締結
2014年（平成26年）：シニア犬向けブランド「With」を立ち上げ
2015年（平成27年）：介護ブランド「栗原はるみ」を発売開始/「EAST BOY」を発売開始
2016年（平成28年）：創業140周年
2018年（平成30年）：「YONEX」をヘルスケア事業で展開
製品の強み
トンボは、製品の機能と品質に力を入れています。主力ブランドである「VARSTYMATE（バーシティメイト）」を中心に、常にモデルチェンジに対応するための企画提案を実施しています。また、「OLIVE des OLIVE School（オリーブデオリーブスクール）」や「&be（アンビー）」といった自由制服ブランドも展開し、業界内でも高い競争力を誇ります。詰襟学生服では、かつては富士ヨット学生服やカンコー学生服が強かったものの、2006年からは「TOMBOW MAX」を発売し、これに対抗しています。
広告戦略においては、過去にSMAPなどジャニーズ事務所所属タレントを起用。近年では、斉藤祥太・斉藤慶太、瑛太、香椎由宇などを起用しています。2010年からはアニメ「名探偵コナン」のキャラクターを前面に出した広告展開を行っています。
スポーツウェアでは、学校体操服やマーチングウェア、国体ウェア、日本バレーボール協会公認のユニフォームなどを手掛け、女子Vリーグの「岡山シーガルズ」公式ユニフォームは、トンボのブランド「VICTORY」が提供しています。
主な取り扱いブランド
トンボ学生服
VARSTYMATE
EAST BOY
COMME CA School Label
OLIVE des OLIVE SCHOOL
KANSAI SCHOOL FORM
ヒロミチナカノ
Primary
TOMBOW Joy
MyPalette
VICTORY
YONEX
KIRAKU
TOMBOW MEDICAL WEAR
* With
メディア掲載
2016年には、テレビ東京「日経スペシャル カンブリア宮殿」で、トンボの学生服生産の舞台裏が紹介されました。
株式会社トンボは、創業から一世紀以上、学生たちの成長を支え続けてきた企業です。これからも、その高い品質と革新的な取り組みで、日本の教育現場を支え続けていくことでしょう。
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