トーマス・D・ホワイト

トーマス・ドレッサー・ホワイト

トーマス・ドレッサー・ホワイト（Thomas Dresser White, 1901年 - 1965年12月22日）は、アメリカ合衆国の軍人であり、第4代アメリカ空軍参謀総長を務めた人物です。

経歴

ミネソタ州ウォーカーで生まれたホワイトは、1920年7月2日に陸軍士官学校を卒業し、歩兵少尉に任官しました。その後、中尉に昇進し、ジョージア州フォート・ベニングの歩兵学校を1921年7月に卒業後、パナマ運河地帯のフォート・デイヴィスに第14歩兵連隊と共に配属されました。

1924年9月、彼はテキサス州ブルックス・フィールドの基礎航空学校に入校し、航空の道へ進みます。1925年9月にケリー・フィールド上級航空学校を卒業後、ワシントンD.C.のボリング・フィールドに所在する第99偵察航空隊に配属されました。

1927年6月には、中国語学習のため北京に派遣されます。4年間の滞在後帰国し、ワシントンD.C.の航空隊参謀本部へ配属されました。1934年2月にはロシア大使館付陸軍航空副武官に任命され、その後、イタリアおよびギリシャの大使館付陸軍航空副武官を歴任しました。

1938年5月、アラバマ州マクスウェル・フィールドの航空団戦術学校を卒業し、カンザス州フォート・レヴェンワースの指揮参謀学校に入学。同校での課程を修了後、航空隊参謀として再びワシントンD.C.に配属されました。

1940年4月、ホワイトはブラジル大使館付陸軍武官となり、同年8月にはブラジルにおけるアメリカ陸軍航空隊作戦指揮官に任命されました。1942年3月にアメリカへ帰国し、フロリダ州タンパの第3空軍で作戦副参謀長、続いて参謀長に任命されました。1944年1月には航空軍本部に再配属され、航空情報参謀局の副局長に就任しました。

1944年9月、太平洋戦域に進出し、ニューギニア、南フィリピン、ボルネオでの作戦に参加する第13空軍の副指揮官に任命されました。翌年6月にはマリアナ諸島の第7空軍指揮官に任命され、沖縄に移動。1946年1月、第7空軍はハワイへ移動し、同年10月には東京で太平洋空軍の参謀長に任命されました。1947年10月には、日本で第5空軍の指揮を執りました。

1948年10月、空軍長官官房に転任し、立法部との連絡管理官となります。1950年5月には、統合参謀本部の統合戦略調査委員会の空軍代表に指名されました。1951年2月には、アメリカ空軍参謀本部計画管理官に任命され、同年7月には空軍作戦参謀次長に任命されました。

1953年6月30日、大将に昇進。1957年7月1日、アメリカ空軍参謀総長に就任し、参謀次長を指名しました。その功績から、殊勲章、樫葉付勲功章、樫葉付航空勲章を受章しています。

1961年6月30日に退役し、1965年12月22日に亡くなりました。

受章

殊勲章
樫葉付勲功章
樫葉付航空勲章

外部リンク

公式伝記

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