ドゥフトモン

ドゥフトモン

ドゥフトモンは、デジタルモンスターシリーズに登場する究極体の聖騎士型デジモンです。ロイヤルナイツの一員として、その名を連ねています。

種族としてのドゥフトモン

ドゥフトモンは、獣の鎧を纏った聖騎士型デジモンであり、戦士としての能力と同時に、優れた策士としての側面も持ち合わせています。その戦略眼はロイヤルナイツの中でも高く評価されており、それぞれが異なる正義を掲げるゆえに対立しがちなロイヤルナイツをまとめ上げる、稀有な統率力を持つと言われています。

戦士と策士、人と獣という二つの側面を併せ持ち、普段は人型の姿をしていますが、レオパルドモードと呼ばれる獣型の姿に変身することで、自ら戦場を駆け抜けることができます。相反する二面性を持つ存在であることは、どちらにも偏らない中庸の精神を象徴しており、世界を救うために善にも悪にもなりうるロイヤルナイツの本質を表していると言えるでしょう。

X抗体を取り込んだドゥフトモンXは、鎧が柔軟性の高い“ブラウンデジゾイド”に変化しており、そのしなやかな運動能力を飛躍的に向上させています。

基本データ

世代: 究極体
タイプ: 聖騎士型
属性: データ
所属: ロイヤルナイツ

必殺技

アウススターベン: 頭上で弧を描き振り下ろすビームの刃。「消滅の剣」とも呼ばれます。
エルンストウェル: 爆発的なエネルギーを放つ破壊の剣。

X抗体版

世代: 究極体
タイプ: 聖騎士型
属性: データ
所属: ロイヤルナイツ

必殺技

ブラオンネーベル: 優れた体術によって全てを回避します。
アイネ・ビリオン: 「ブラオンネーベル」から繰り出される超高速の打突。1秒間に1兆回もの突きを繰り出すため、受けた相手は一瞬で「消滅」します。

ドゥフトモン：レオパルドモード

世代: 究極体
タイプ: 聖騎士型
属性: データ
所属: ロイヤルナイツ

必殺技

ヴォルケンクラッツァー: 大地より超高層の岩盤を出現させて敵を突き上げる技。
ブロッカーデ: 地上を走り、空へ飛翔し、あらゆる角度から敵を切り裂き攻撃します。
* エアオーベルング: 丸い尾の先端で球状のエネルギー機雷を発生させ、戦略的に敵を包囲する武器。

登場人物としてのドゥフトモン

デジモンセイバーズ

声優: 室園丈裕（日本語版）、Beau Billingslea（英語版）

ロイヤルナイツの一員として登場。第43話で実質的な活躍を見せました。クールな性格ですが、弱者への攻撃も厭わない冷酷な一面も持ち合わせています。ロゼモンとレイヴモンを圧倒しましたが、2体のバーストモードに敗れました。

デジモンクロスウォーズ (漫画)

第16話からクロスハート・ブルーフレア連合軍の援軍として登場。過去にアルカディモンと対峙したことがあり、再戦の際に「ドットマトリックス」のワクチンプログラムを完成させ、アルフォースブイドラモンに託してアルカディモン撃破に貢献しました。その後、レオパルドモードになりキメラモン、ムゲンドラモンの大群と戦いました。
最終決戦後はデジタルワールドに残留しています。

単行本第4巻に収録されているオマケ漫画「ばぐら家の横顔 第3回」では、作者の中島諭宇樹によって「クールな策略家。他者を動かしてスマートに戦略目標を達成することを好む」と評されています。

デジモンストーリー サイバースルゥース

声優は若本規夫が担当。

人類殲滅を主張する強硬派のリーダー的存在として登場し、クレニアムモン、デュナスモン、ロードナイトモンと行動を共にしています。エグザモンを制御するために使用したエネルギーラインに自身を接続し、人間を一気に殲滅しようと目論みますが、ノキアが率いるハッカー集団の干渉によってエネルギーを奪われます。さらに、アルファモンからイグドラシルの意思に矛盾があると指摘されても聞き入れず、戦いを挑んで敗北。人間もデジモンも滅ぼすことがイグドラシルの意思だと悟り、消滅しました。

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