ドミニク・スミス (野球)

ドミニク・デビッド・レネ・スミス（Dominic David Rene Smith）は、1995年6月15日生まれ、カリフォルニア州ロサンゼルス出身のプロ野球選手です。左投左打で、一塁手と外野手を務めます。現在は、ニューヨーク・ヤンキースの傘下組織に所属しています。

プロ入りからメッツ時代

2013年のMLBドラフトで、ニューヨーク・メッツから1巡目（全体11位）で指名され、プロの道へ進みました。ルーキー級ガルフ・コーストリーグ・メッツとルーキー級キングスポート・メッツで経験を積み、2球団合計で51試合に出場、打率.301、3本塁打、26打点という成績を残しました。

2014年にはA級サバンナ・サンドナッツで126試合に出場し、打率.271、1本塁打、44打点を記録。翌2015年はA+級セントルーシー・メッツで打率.305、6本塁打、79打点と、着実にステップアップしました。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズの一員としてプレーしました。

2016年はAA級ビンガムトン・メッツで打率.300、14本塁打、91打点をマークし、オールスター・フューチャーズゲームにも選出されるなど、才能が開花。2017年はAAA級ラスベガス・フィフティワンズで開幕を迎えました。

2017年8月11日にメジャー契約を結び、ついにメジャーデビュー。同日のフィラデルフィア・フィリーズ戦に「6番・一塁手」として先発出場し、ニック・ピベッタから初安打を記録しました。8月15日のニューヨーク・ヤンキース戦では、ソニー・グレイからメジャー初本塁打を放ちました。この年は49試合に出場し、打率.198、9本塁打、26打点を記録しました。

2018年は56試合に出場し、打率.224、5本塁打、11打点。2019年は89試合に出場し、打率.282、11本塁打、25打点、1盗塁を記録しました。

2022年11月18日にノンテンダーFAとなりました。

ナショナルズ時代

2023年1月3日にワシントン・ナショナルズと200万ドルの1年契約を結びましたが、同年11月17日に再びノンテンダーFAとなりました。

ナショナルズ退団後

2024年2月19日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結びましたが、3月22日にオプトアウト条項を行使してFAとなりました。その後、3月30日にタンパベイ・レイズとマイナー契約を結びましたが、5月1日にFAとなりました。

レッドソックス時代

2024年5月1日にボストン・レッドソックスとメジャー契約を結びました。84試合に出場しましたが、8月16日にトリストン・カサスの復帰に伴いDFAとなり、4日後に自由契約となりました。

レッズ時代

2024年8月22日にシンシナティ・レッズと契約を結びました。しかし、9試合に出場後の9月2日にブレイク・ダンの昇格に伴い再びDFAとなり、5日にFAとなりました。

ヤンキース傘下時代

2025年1月13日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになりました。

プレースタイル

左打席から広角に打ち分ける打撃が持ち味で、長打力も兼ね備えています。一塁守備に加え、外野守備もこなせるユーティリティ性も魅力です。

今後の活躍が期待される選手の一人です。

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