ドメル幕僚団

ドメル幕僚団

概要

ドメル幕僚団（どめるばくりょうだん）は、テレビアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場する架空の軍事団体です。この団体はガミラスの名将ドメルに仕える4人の軍人から構成されており、彼らの役割や設定は原作の『宇宙戦艦ヤマト』とは大きく異なっています。

『宇宙戦艦ヤマト』においては、この団体には特に名前はなく、ガミラスの各方面の前線指揮官として描かれています。第21話・第22話の七色星団海戦の際にはドメルによって召集されました。彼らの軍服は緑地に白の対点線が施され、特に目を引くのはマントの着用です。さらに、設定画では各団員の襟章や手袋の色が個々で異なるのが特徴です。

一方、『2199』においては彼らはドメルが指揮する「第6空間機甲師団」における各戦隊の隊長として位置付けられています。ハイデルン以外のメンバーは、七色星団海戦に際してそれぞれガイペロン級航宙母艦に航空隊長として搭乗しますが、艦長の設定は別のキャラクターになります。軍服に関しても緑地に黒の対点線が用いられ、マントは着用しません。

主要メンバー

ハイデルン

声優: 矢田耕司（『ヤマト』）、辻親八（『2199』）

『宇宙戦艦ヤマト』では戦闘空母隊の隊長として登場し、オメガ戦線から召喚された隻眼の勇士です。ドリルミサイルを搭載した重爆撃機に乗り、ヤマトの波動砲口に命中させる大きな役割を果たしますが、その後戦闘空母が撃沈されることで命を落とします。

『2199』ではヴェム・ハイデルンとして、階級は大佐、年齢58歳相当の設定が与えられています。彼は古参士官であり、ドメルと共に幾度も戦場を経験した存在として描かれます。七色星団海戦では艦長としての役割が旧作とは異なり、艦隊旗艦ドメラーズIII世に重責を果たします。

ゲットー

声優: 永井一郎（『ヤマト』）、吉開清人（『2199』）

『ヤマト』におけるゲットーは第1空母隊長で、ルビー戦線から召喚された金髪の男性です。戦闘機を率いてヤマトに接近するも、ドリルミサイルの影響で戦死します。

『2199』ではライル・ゲットーとして、階級は少佐で年齢は30歳相当、戦闘パイロットとしての優れた腕前を持つキャラクターです。性格は冷静沈着で、艦隊の指揮も担当し、七色星団海戦では第一空母「バルグレイ」に乗艦し、活躍しますが、最終的には戦死します。

バーガー

声優: 阪脩（『ヤマト』）、諏訪部順一（リメイクアニメ）

バーガーは第2空母隊長として、紫色の髪を持つキャラクターです。ヤマトを急襲し多くの損傷を与えますが、最終的には戦闘空母の爆発に巻き込まれ戦死します。『2199』ではフォムト・バーガーとしてリデザインされ、年齢は27歳相当で、最年少の部隊長として描かれます。

クロイツ

声優: 佐久間功（『ヤマト』）、里卓哉（『2199』）

クロイツは第3空母隊長で、ダイヤ戦線からの召喚を受けます。ヤマトへの飽和攻撃を仕掛けるも、激しい戦闘の結果命を落とします。『2199』ではカリス・クライツェとして再登場し、少佐の階級を持つキャラクターとして描かれます。

まとめ

ドメル幕僚団は、その魅力的なキャラクター設定や劇中での活躍がファンに愛される要素となっています。それぞれのメンバーは個性的でありながらも、忠義や勇敢さを持ってドメルと共に戦う姿が印象的です。

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